武士道ジェネレーション(誉田哲也)

シリーズ4作目。
文庫の有川さん解説を読んでから、まだかまだかと待ちに待っていたシリーズ新刊。待ってたけど、「ホントに続編を書いてくれるのかな・・・」と半信半疑だったので、刊行を知ってすごく嬉しかった!

続編は”ナインティーン”なんだろうと勝手に思っていたら、まさかの”ジェネレーション”。おまけに、いきなり早苗の結婚式とか、正直「ありえーん!」という気分で読み始めました。その上、前作から間があったので、「沢谷さんって誰よ?」状態(笑)・・・結局、前作でどういう感じで登場していた人なのか、あまり思い出せないまま読了したような気がします。

とまぁ、ブランクがあるので、それなりの戸惑いを感じながらの読書だったんだけど、面白さは充分でして、香織って確かにこういう感じだったなぁとか、早苗がこんなにお惚気キャラになるとはねぇとか、そんなことを思いつつ、最後まで一気に読めました。

香織と早苗の進む道は随分と違ってきたけれど、二人の関係はより近くなっているようで、そこも嬉しかった。こういう付き合いができる関係って本当にいいなぁと思いました。ただ、香織が武士道を極めていく姿はなかなかハードで、飄々とした語り口に騙されそうになるけど、読んでてシンドイなぁと感じることもありました。でも、香織が選んだ道だし、彼女には合ってると思うし、応援するしかないなぁという気持ちで読んだのでした。

全体的には面白く読んだんだけど、どうしても違和感を感じてしまったのは、早苗の日本史観についてのくだり。外国人相手に熱く語るんだけど、なんというか、どうもシックリこないというかねぇ。あの場面だけ浮いてるような印象を受けてしまったんだけど。あの場面って必要だったんでしょうか・・・。

そんなこんなで、概ね楽しく読めたので良かったです。ラストも、色々と浮かんでくるような感じで好きだったなぁ。出来れば、数年後を舞台にした続編が読みたいけど、それはちょっと難しいかな。



(2015.08.30 読了)





武士道ジェネレーション
文藝春秋
誉田 哲也

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