まったなし(畠中恵)

「まんまこと」シリーズ5作目。

いつの間にやら某国営放送でドラマ化されててビックリ。ま、私は観てないんですけどね~。原作好きな方にとってはどうだったのかな。観てないながらも、ちょっとは気になるワタクシであります(笑)

今回は麻之助の友人のひとり町名主の清十郎の嫁取り話。最初の1編だけかと思いきや、まるまる1冊を使っての嫁取り話でした。これがまぁ、なかなか相手が決まらない!読みながらイライ・・・やきもきしちゃいましたよ!もうホントにね。このまま決まらなかったらどうしようと思っていたら、最後の最後にようやく決まってホッとしました。お相手は彼女だろうと予想してた人で、2重に嬉しくなっちゃいました。

と、嬉しいエピソードもあったものの、お由有のことはちょっとビックリというかね、読んでて辛かったです。妊娠の真相がまさかそんなことだったとは・・・。現代だったら、もっと違った結末を迎えることが出来ただろうに、あの時代はそういう訳にはいかなかったんでしょうね。お由有が本当に可哀想で・・・。そして、知らないうちに巻き込まれていた麻之助も可哀想というか何というか・・・。二人のことを思うと堪らない気持ちになります。

そして、そのお由有の決断。これで、本当に麻之助との縁が切れてしまったのか・・・と思うと、切ないような、それでいて、ちょっとホッとしたような、なんとも言えない気持ちになりました。ホッとしたというと、なんだか違うような気もするんだけどね。でも、これで麻之助も、そして、お由有も、過去に囚われず前を向いて歩いていけるかなと、ね。そんなことを思ったのでした。





・まったなし
・子犬と嫁と小火
・運命の出会い
・親には向かぬ
・縁、三つ
・昔から来た文



(2015.07.12 読了)





まったなし
文藝春秋
畠中 恵

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