金色機械(恒川光太郎)

待ちに待った恒川ワールドを堪能!
・・・と、言いたいところなんだけど、今作はちょっと雰囲気が違ってました。

なーんと!時代は江戸時代なんだけど、思いっきりSFじゃなですかーっ。タイトルまんまの金色機械の「金色様」というロボットが登場。まさか、恒川作品で”ロボット”が登場するとは思わなかったので本当にビックリしました。「え!?モロSFなのっ!?」って感じですよ。いや~驚きました。

でも、だからと言って、以前の恒川ワールド色が全くないかというと、そうではないんですよねぇ。読了後には、切なさや優しさや、なんとも言えない不思議な雰囲気を味わえたなぁとしみじみしちゃいました。恒川ワールドをしっかり堪能できたという満足感に浸れました。

触れるだけで相手の命を奪う恐ろしい手を持つ少女や、幼い頃に山賊に拾われた男など、金色様と関わる人々はもちろんですが、機械なので感情はないはずの金色様の悲哀までもがじわじわと伝わってきて、すごく心に沁みました。

分厚い本で、そのボリュームに最初は慄きましたが、一日で一気読み。ページをめくる手を止められなかった。もうね、「久々に読書したー!」という気持ちになれました。

すごーく面白かった!



(2014.12.01読了)






金色機械
文藝春秋
恒川 光太郎

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