郵便少年(森見登美彦)

バンダイ×角川文庫のコラボレーション企画「ほっと文庫」。書き下ろし短編と作品に登場する色と香りの入浴剤がセットになっていて、赤川次郎、あさのあつこ、有川浩、桐生操、西加奈子、森見登見彦の6人の作家さんにて発売。

有川さんは迷わず購入したものの、他の作家さんはどうしようかなぁ・・・と迷ったんですが、やっぱり森見さんも一緒に購入。入浴剤の「森の香り」というのにも惹かれました。実は西さんの「ハチミツの香り」も気になるんだけど、こっちは迷いつつ未購入。どうしようかなぁ・・・。


タイトルから、「腐れ大学生」(笑)が主人公じゃないんだってことは想像してたんですが、なんと!ペンギンハイウェイのスピンアウトでした。ビックリ。

アオヤマ君が不思議なペンギンと遭遇する1年くらい前のお話になるんでしょうか。彼が小学3年生の時に出会った、ヒサコさんというおばあさんとの交流を描いたお話。

小学生が主人公なので、ペンギン・ハイウェイ同様、いつものもりみー節全開とはいえないかな。でも、「ペンギン~」が好きな人だったらすっごく嬉しい物語じゃないかなと思う。あの作品がイマイチだった私にとっては・・・実はですね、これは結構楽しめました(笑)

3年生の夏、「郵便」を発見したアオヤマ君が、「郵便」を研究し、歯医者で出会ったヒサコさんのお陰で郵便局を開く事になったが・・・。

途中までは、小生意気なアオヤマ君の口調に微笑みつつ楽しく読んだんですが、最後は悲しい展開で。まさかこういうラストが待っているとは思わなかったので、ちょっと驚いてしまいました。とても切ない。でも、温かい物語でした。

いつの日か、大人になったアオヤマ君とハセガワ君が森の中で2通の手紙を読む時、どんな気持ちでその手紙を読むのか。そして、二人がどんな大人になっているのか。それよりも、まずは二人で一緒に読めるのか。あれこれ想像する楽しみも味わえました。





(2011.08.13読了)



ほっと文庫 郵便少年
バンダイ
森見 登美彦

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