メロディ・フェア(宮下奈都)

何か大きなことが起こるわけでなく、淡々と日常を綴っていくだけなんだけど、読み終わると何かしらジーンと心に沁みる。そんな文章が魅力のこの著者の作品。・・・なんだけど、この作品は、なんだかちょっとインパクトが薄いような・・・。じわじわと沁みてきて・・・ってのも、あまり感じなかったし。あれれれ?うーーーん。

大学卒業後、「ひとをきれいにする仕事」を選んで、田舎に帰ってきた主人公。仕事では思うようにお客がつかず、実家では「化粧は嫌い」な妹となかなか上手くいかない。そんな時、職場のフロアで関心を集めていた女性が実は幼馴染だったことが分かったり、世間話しかしなかった女性が突然、お化粧に関心を示したりして・・・。

実は化粧って苦手なんですよねー;;;上手にマスカラ塗ったり、アイラインを引いたり、チークやなんだかんだのモロモロが出来ない;;;不器用なんです。というか、面倒くさいっていうのが一番の理由のような気もしますが(笑)元々、そっち方面にはあまり興味が湧かなかったので、努力しようという気がサラサラなかったんですけどね。そんな訳なので、化粧が上達するハズがない(笑)今でも、ファンデーションと口紅だけの日々。化粧に5分もかからない。

そんな私だからか、主人公の気持ちにあまり寄り添えなかったっていうか・・・。”最後のお化粧”をしにきた女性のエピソードとかね、共感できたり、ちょっとジーンとしちゃったりはしたんですが。でも、ガッツリという感じには物語にのめり込めないまま読了しちゃったような、そんな読書となってしまいました。

妹との関係も、最後にもうちょっと深くというかね、もうちょっと何かがあったら・・・とか、母親とのエピソードも何かあったら・・・とか、幼馴染とのことも、もうちょっと・・・とか、同僚女性とも何か・・・とか、そんなことを思ってしまいます。

・・・って、なんだか”もうちょっと”が多すぎですねぇ(笑)

ま、全体的に、”もうちょっと”と思ってしまう読後感だったということでしょうか。期待していた”じんわり沁みる物語”には、ちょっと物足りなかったかな。。。



(2011.02.27読了)



メロディ・フェア
ポプラ社
宮下 奈都

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