武士道シックスティーン(誉田哲也)

おぉーっ!面白かったよーっ!

最近、この作品の続編「武士道セブンティーン」が発売されてて、その新聞広告に惹かれて「まずはこっちから」と手に取った本でした。

「剣道物」というのは知ってたので、弱小剣道部が切磋琢磨、右往左往、壁にぶつかりながらもなんとか1勝をもぎ取る、胸を熱くさせる青春小説。・・・だという想像は見事に打ち砕かれてしまいました(笑)「剣道部」という部を主体にしたお話ではなく、剣道エリートの香織と日舞から転身した剣道歴3年の早苗という、対照的な二人の物語。

二人が交互に描かれる形式で綴られるという構成も面白かったですねぇ。剛の香織と柔の早苗なので、文体も対照的でメリハリが効いてたような気がします。なんと言っても、武蔵フリークの香織の文体が!女子高校生がそんな言葉遣いするかぁ!?と思わず突っ込みたくなりました。性格的にも対照的な二人が、びみょーにずれながら会話する場面は特に面白かったですねぇ。笑う場面ではないのに、うぷぷぷ、くくくくと、どうしても笑ってしまいました。

気付かないうちにお互いが刺激し合い、自分(の剣道)を省みて、悩み、考え、なんとか一歩を踏み出していく。まさに好敵手。素敵な好敵手に出会った二人の成長する姿に、最後はついつい涙してしまったりもして。あ~これぞまさに青春だなぁ~と、しみじみしちゃいました。今後もこの二人の活躍を読めるのかと思うと、とっても嬉しい。

それにしても、ちょっと残念だったのは、最初の方に登場した清水くんが、それっきりだったこと。けっこう好きだったんだけどなぁ。香織ちゃんにずーっと絡んで欲しかったんだけどなぁ・・・。続編で再登場!とかないんでしょうか。

あぁ・・・続編のセブンティーンが早く読みたい!


**武士道セブンティーン



武士道シックスティーン
文藝春秋
誉田 哲也

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