スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン(小路幸也)

シリーズ3作目。
東京下町の古本屋&カフェ「東京バンドワゴン」を舞台に、個性溢れる堀田家の面々が生き生きと描かれております。

毎度おなじみの朝食のシーンがいいですね。読みながら、誰と誰の会話なのか想像するのも楽しい。これを読むと、「あ~帰ってきたんだなぁ・・・」としみじみ思っちゃいます。って、なんかちょっと表現が違うけど。でも、ニュアンスは分かっていただけるんじゃないかと思います。いや、どうか分かってやってください!(笑)大家族って、色々と面倒くさいことも多そうなんだけど、この作品を読むと楽しそうだなぁと羨ましくなっちゃいます。ただ、食事の支度は本当に大変だろうなぁと、みょーに所帯じみた想像もしちゃって眉間に皺が寄っちゃいますけども。

またまた今回も、堀田家には問題が持ち込まれます(笑)ただ、最初の頃に比べるとミステリ色は、ほとんど無くなったような気もしますねぇ。でも、それでもワクワクと楽しく、面白く読めました。もちろん、いつものようにしっかり泣かされちゃったりもしました。問題が起こると、家族みんなで解決しようとする。家族っていいなーと、思わせる作品です。

誰もが主役のようなこの物語ですが、今回は特に我南人が印象的というか、活躍していたような気がしましたねぇ。・・・って、思い返せば、今までも要所々を押さえていたのは彼のような気もしないでもないんですけども。私的に、ってことで(笑)「LOVEだね~」が、とっても効いていたような気がします。それにしても、我南人がギターを売った相手が世界的に有名なギタリストの”キース”ってのが凄すぎですよ!ストーンズですよねぇ!”お話”だっていうのに、読みながら思わず”ひょーっ!”なんて叫んじゃったじゃないですか(笑)

それから、すずみさんの啖呵がかっこよかったですねーっ!同性ながら惚れ惚れしちゃいましたよ。そして、そして勘一じいちゃん。実は英語も操れるなんて、なんてカッコイイじいちゃんなんだ!

最後は、今までのように結婚式ではなかったのが個人的に残念でした(笑)まぁ、「式を挙げる」って話だけは出てたんだけど。そうそう!まさか、そこがっ!?な組み合わせにはビックリしちゃいましたよー。てっきり藤島さんあたりのお話になるのかと思ってたんで、めっちゃ予想外。このカップルのエピソードに一番、泣かされちゃいました。

そしてそして。堀田家にはまたまた人が増えました!さすがに、家族ってことではなく同居ではないんだけどさ~。でも、”同居”みたいなもんですね。お隣が空き地って記述が出てきた時は、とうとう堀田家も増築?それとも、改築か?と思ったんですが、そうきたか~でした。・・・ってことはですよ、やっぱり朝食時の会話がますます混沌としてくるってことでしょうか(笑)楽しそうではあるけれど、読み解くのがなかなか大変そうだなぁ。でも、頑張る!(え)

読み終わると、ほっとして暖かい気持ちになる堀田家の物語。また彼らに会えるのを楽しみに待ちたいと思います。


**東京バンドワゴン
**シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン

スタンド・バイ・ミー―東京バンドワゴン

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