烏金(西條奈加)

江戸を舞台にした人情物・・・かな。くぅーっ!こういうラストには弱いんだよなぁ。。。泣きながら読了しちゃったよ。

因業な金貸し婆お吟の元に押しかけて手伝いを始めた浅吉。その浅吉には、秘密の目的があった。浅吉の正体は?目的とは?

か弱い?お婆さんの家に転がり込んで、溜め込んでいるであろう金を・・・とくれば、いくら因業な金貸しのいけすかなお婆さん相手だとしても、なーんか小ずるいヤツって感じなんだろうけど、浅吉にはそんな印象は受けず。逆に、借金まみれになった客をどうにか立ち直らせようと、あれこれ知恵を絞り、指南していく姿には好感が持てる。これって、現代の経営指南みたいなもんよねぇ。

ちょっとずつ浅吉の正体が明かされていくんだけど、最後の最後まで本当の正体や目的が明かされない。私は「お妙がらみだな」と思ってたんだけどさ~。だからか、最初はね、借金にまみれた人達が浅吉の指南で借金を返済していく様子にワクワクしてたんだけど、なーんか途中からイマイチ感が漂ってきてたんだよねぇ。・・・ぶっちゃけ、ゴメス(「金春屋ゴメス」)の方が断然面白い!ん~これはハズレ?くらいに思ってて。うわー。ごめんなさいごめんなさいごめんなさーいっ!!平謝り(笑)
最後になって、一気に浅吉の正体や目的が明かされる。・・・もうね、涙涙なみだ・・・ですよ。「うわーそういうことか!あざぎぢぃぃぃ」とグシグシ涙声で名前を呼んじゃうよ、なイキオイで読了。はぁ~。面白かった。・・・ちょっと違うなぁ。心がほんわかとなるような良いお話を読ませてもらった、かな。

この著者さんはこれからも追っかけていきたいです。

烏金

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