空の中(有川浩)

うがー。あいかわらず私のツボ押しまくりだよーぅっ!>著者様
特に今回は泣きのツボ。

面白かった。
一言でいうなら、これしかないな、やっぱり。

しかーしっ!読んでる間中、思ってました。
あ~;;;やっぱりキャラが被るよなぁ・・・。
この著者の作品に出てくる登場人物は基本的に同じだよねぇ。名前が違うだけで。
なので、ぶっちゃけるとね。
この著者の作品をたて続けに読んでる私としては、この人物設定にちょいと飽き・・・むにゃむにゃ。
それでも、この著者さんは私のハートをガッチリ鷲掴みなので、今後も作品が発表される度に貪り読むでしょう。
なので、この点については今後の作品に期待!かな。

ある日突然、人類が空の上にいるモノに遭遇する。
当然のように湧き上がる混乱。友愛攻撃etc.
簡潔に表現するとそんな物語。・・・端折りすぎかな(笑)

そして。
この作品の一押しキャラは「宮じい」この人以外はありえませーん。
さすが年齢を重ねてきただけあって、説得力があるよ。ありすぎだよ。まさしく”いぶし銀”のよう。
宮じいの言葉に何度、泣かされたことか・・・。
もちろん、個人的好みから言わせていただくと、そりゃ~やっぱり高巳さん♪・・・決して、名前だけが理由ではありませーん>某関係者の方々(笑)
ヘラヘラしながら実は・・・って、こういう見かけ通りじゃない人って大好き。ヒネクレ具合もクール度合いも斜に構えてるとこも頭が切れるところも、そして実はかわいいところも。
実際にこういう人がそばにいると、性格上対抗意識がめらめら燃え上がっちゃって、でも太刀打ち出来無いから一緒にいるとグッタリ疲れるけどさ。
なので、第三者的立場で眺めてるのがいいのよねー(笑)
実際に近くにいてほしいのは、気を張らずにほっこり出来そうな武田三尉。何を考えてるかわかりやすいし(笑)地雷を踏んだらかーなーり剣呑だけど、「踏んだ」って分かるから対処が易い。
・・・あ。性格諸々が好きってだけですよ、もちろん。

この著者は「日和る」って言葉を多用する。
そして、ヒーロー(達)は絶対に”日和らない””日和っちゃいけないっ!”と自分に課す。
傍観者になるな。逃げるな。
というのが、根底に流れるメッセージなのかなぁ。。。
どの作品の主人公も逃げない。目の前の壁に向かって精一杯立ち向かう。
それってねー、かなりシンドイよね。
よじ登れるかわからない壁に向かって突進したり、時には自分の失敗を受け入れて正面から向き合って乗り越えようとする。大変だよ。キッツイよ。「やーめた」って逃げた方が楽だよ。
でも、本当はね。楽なのは逃げる時”だけ”なんだよね。その後、すんごいキツクなる。もっともっとキツクなる。そして、抜け出せなくなる。
逃げないのは本当にシンドイ。乗り越えるのはもっとシンドイ。
でも、シンドイのはその時だけで、全身から血を流しながら乗り越えられたら、その後は大丈夫。
もし、乗り越えられなくたって、「逃げなかった」という事実は大きい。逃げた時より数倍も楽になる。

分かってる。分かってるんだよね。そんなこと言われなくったってさ。
でも、目の前に楽な逃げ道があると、分かっててもやっぱり飛びついちゃう。
分かってるだけに、この著者の作品を読むと自分のその弱さにますます凹む。。。

蛇足。
「図書館内乱」で”すぅ”っと気持ちが冷めた部分があったのだけれども。
今回は、かの友人を思い出しました。かの友人はどう読むのでしょうか。
しょうがないと(私自身は)諦めモードとはいえ、こういうのは面白さにチクリと刺さる棘だよなぁ。あーぁ;;;


**空の中【文庫版】(2008.6.27)

空の中

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