dele ディーリー(本多孝好)

依頼人の死後、デジタルデバイスからデータを削除する会社を舞台にした連作短編集。

祐太郎が働くのは、依頼人の死後、生前に依頼されていたデータを削除する会社。設定された期間、パソコンや携帯が使用されなかったら、依頼人が本当に亡くなったのか確認するのが祐太郎の仕事。そして、死亡が確認されたら、所長の圭司が遠隔操作でデータを削除する。

どんな人がどんなデータを削除したいのか。そして、死亡した家族がデータ削除を依頼していたと知った依頼人の家族が、何を思い、どう行動するのか。そこには、様々な理由があり、様々な人々の想いや葛藤があって、まさに千差万別だなぁと思いました。削除したい理由にも、見られたくない、見せたくない、というものだけではなく、残された幼い家族の為に消して欲しい、消し続けて欲しいという願いもあって、思わず涙腺が緩んでしまったりもしました。

私が死んだら・・・ふと考えてしまった。あるよなぁ、見られたくないもの。消したいもの。でも、今、消しちゃったら困るものなんだよなぁ(笑)

これ、所長である圭司のこととか謎のままなんだけど、続編が出るのかな。だったらいいなぁ。楽しみに待っておこう。




(2017.10 読了)




dele ディーリー
KADOKAWA
2017-06-29
本多 孝好

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