あきない世傳金と銀<二>早瀬篇(髙田郁)

シリーズ2作目。

1作目の最後で、女癖の悪い若主人(あほぼん)と結婚させられそうになってたので、それがどうなることやら・・・と、ドキドキしながら読み始めました。


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ネタバレ気味。

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・・・まさか、本当に結婚させられるとは!ビックリというか、ガックリだったんですけどね。1巻の感想で三男坊に助けを求めたりしないかなぁと希望的観測を書いてたんですが、見事に、あっさりと、裏切られちゃいました。すごくすごーく残念でした。でも、あの頃の女性が、それも女衆が、断れるハズがないかぁとも思ったり。おまけに、あそこまで周りを固められたらねぇ・・・。読みながら、「大人って・・・」という気分になりました。

呉服仲間の品定めの場面は、ハラハラしつつ、どうやって乗り越えるのかとワクワク。「商売往来」を読み上げる様には読みながら拍手喝采を送りたくなりました。


それにしても、心配していたあほぼんの幸の扱いにはホッとさせられました。”女好き”ということが、こういう形で良い方向にいくとはね。でも、子供は成長する。少女から女性へと。幸がどんどんオトナになって、それも美人さんになっていく様子が描かれるたびに、そろそろか・・・とヤキモキしました。

それが!まさかまさかの展開に唖然。そうきたかーーっ!と叫びたくなりましたよ。そして怒涛のラスト。まぁ、その前から前振りはあったけれど、予想だにしなかったですよ。でも、彼なら幸の商売人としての素質も認めてることだし、何よりも好ましく思ってるみたいだし、あほぼんよりは良いのかなぁと思ったんだけどね。でも、幸の意思というか気持ちはどうなるんでしょうね。それを思うと切なくもあります。
・・・ただ、3巻でそれがどう展開していくのか、すんなり行くのかどうなのか、わかりませんねぇ。すごく気になります。

それにしても、番頭さんの身に起こったのはまさかの事態でした。最後の展開で、こうなる為の伏線だったのか!と納得はしましたが、なんともやるせない気持ちになったのは事実。もうちょっと他の方法がなかったのかなぁと思わずにはいられませんでした。だって、番頭さん、好きだったんですもん!出番が減って、とても残念。・・・という読者のワガママでした(笑)

とにもかくにも、3巻が待ち遠しい!



(2016.08 読了)






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