王になろうとした男(伊東潤)

織田信長に仕えた毛利新助、塙直政、荒木村重、津田信澄、彌介の5人を描いた短編集。連作集ということにもなるのかな。

5人それぞれが、織田信長と出会い、彼との関わりの中で運命を変えられていく。織田信長という人は、本当に強烈なカリスマ性を持ち、強力なリーダーシップを持った人物だったんだろうなぁというのを改めて感じた。まぁ、でなければ時代を変えることは出来なかったんだろうけどね。

そんな強烈な信長と出会った人々は、幸せだったのか、それとも不幸だったのか。自分の運命を劇的に変えてくれる人との出会いって、そうそうあるものではないのだから、本人にしてみれば幸せだったのかもしれないけれど、傍から見てると、どうなのかなぁ・・・と思ってしまいますね。

5つの短編の割には、そこまでボリュームがある訳ではないので、思ってた以上にすらすら~と読めました。私自身が、この時代が大好きだというのもあるんでしょうけどね。どの人物もそこまで有名な人ではないのが特徴かな。特に最後の、黒人奴隷だった彌介にはビックリでした。でも、こういうチョイスは好きですねぇ(笑)読みながら、「おー!」とテンションが上がりました。


と、面白く読めたんだけど、短編集だったのでちょっとだけ物足りなさも感じてしまったのは致し方ないかな。ガッツリ長編も読んでみたかったなぁ・・・。


(2014.01.17 読了)





王になろうとした男
文藝春秋
伊東 潤

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