増山超能力師事務所(誉田哲也)

連作短編集。

事業認定された「超能力」を使って、人探しや浮気調査に奮闘する所員たちの物語。
・・・って、ちょっと違うような気もするけど。


「超能力検定」というものがあって、それで超能力のレベルが認定され、それを使って探偵事務所のような仕事を行う。この設定が面白かった。超能力といっても、それぞれのレベルは様々。なので、「超能力検定」に受かる為に必死で練習したり、勉強したりもしなきゃいけない。大変だなぁ・・・と思いつつ、練習風景はなかなか楽しかった。

個性的な所員達だけじゃなく、独立して16名の部下を抱える元所員のお話もあったりして、意外な人々が描かれてるのも良かった。なかなか愉快な登場人物たちでした。とはいえ、人にはない特殊能力を持ってるお陰で、ツライ経験もしてるんですよね。そういう楽しい部分とシンドイ部分のバランスも良かった。

読めなくて残念だったのは、所長である増山が主人公のお話。奥さんとの関係は大変そうだし、彼の章はすごく重くなりそうだから、書くのも読むのも大変そうだけどね。でも、これシリーズ化されるみたいなので、そのうち読めるのかなぁと期待。





・初仕事はゴムの味
・忘れがたきは少女の瞳
・愛すべきは男の見栄
・侮れないのは女の勘
・心霊現象は飯のタネ
・面倒くさいのは同性の嫉妬
・相棒は謎の男


(2013.09.10読了)





増山超能力師事務所
文藝春秋
誉田 哲也

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