あまいゆびさき(宮木あや子)

良かった!もう、すごく良かった!


うわ、百合だー!ど真ん中の百合モノだーっ!それも学園ものだよーっ!
・・・と心の中で叫びながら読み始めた。とうとう宮木さんがここまで書いちゃったかぁと、みょーな感慨に浸りつつ読んだ。イラストも思いっきり可愛い感じだったので、軽い学園百合物という感覚で読み始めたら、どうしてどうして!もうね、思いっきりはまり込んで最後まで一気読みしちゃいました。

幼い頃に出会った照乃と真淳。二人の少女は惹かれあいながらも離れ離れになるが、高校で再会する。そして二人は・・・。

女の子同士の恋愛話と言ってしまえばそれまでなんだけど、そういうことではなくて、「人と人が惹かれあう物語」と言った方がいいかなと思った。同性が好きだからということではなくて、一人の人間としてその人に惹かれる。それって、すごーく自然な事なんだよなぁと思えた。そうやって惹かれた人がたまたま同性だっただけなんだよね。

なんと言っても二人の想いが切なくて苦しくて。もうね、胸にずんずんと迫ってきました。お互いに惹かれているのに、周囲のこともあり、二人それぞれの家族のこともあって、なかなかその想いを伝えられない。伝わらない。じれったいとか、そんなんじゃなくて、ホントに苦しくなるくらいきりきり胸が痛みました。

そんな二人が、少しずつ少しずつ距離を縮めていく。そして、理解ある友人にも恵まれて、二人の想いを繋げていく。もどかしい中盤に比べると後半は怒涛の展開だったけど、ようやく・・・と思うと込み上げる嬉しさが心を満たしていきました。


中盤まではホントどうなることかと思ったけど、最後は良かったなぁと思えるラストでホッとした。純愛物語ともいえるこのお話。すごくすごく心に沁みました。「百合物」と思って敬遠しちゃうのは本当にもったいない作品でした。



(2013.08.14読了)





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この記事へのコメント

苗坊
2013年10月02日 08:18
この本すごく気になってました。でも、表紙のせいかどこの図書館にも置いていなくて…
諦めていたのですがすずなさんの感想を見て読みたい熱が再発してきました。う~ん、どうしよう^m^
すずな
2013年10月02日 12:51
>苗坊さん
この表紙はなかなかですもんねぇ(笑)そういう描写もありましたし。私は職場の宮木さんファンの方にお借りして読んだんですよね。
この表紙にはちょっと躊躇しちゃうかもしれませんが、本当に良かったですよー!機会があればぜひ、お手に取って観てくださいね~。
2014年02月27日 15:57
すずなさん、こんにちは(^^)。
図書館で、借りてきましたよ(笑)。ちょっと、表紙が恥ずかしかったですけどねぇ(^_^;)。
お互いを幼いころからずっと想っているのに、向き合えない伝えられない、子供という立場の不自由、ままならなさに本当に胸が痛みました。
ラストはちょっと駆け足でしたが、ハッピーエンドになってよかったです。
ユリカ、強烈でしたね(笑)。でも、幸せになってほしいです。奥井以外とでいいので(笑)。
すずな
2014年03月07日 14:26
>水無月・Rさん
この表紙は躊躇しちゃいますよねぇ^_^;
たしかにラストはちょっと駆け足気味でしたが、途中があまりにも痛々しかっただけに、ハッピーエンドで良かったなぁと読み終えられてホッとしました。
ユリカは強烈でしたよねぇ(笑)

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  • 『あまいゆびさき』/宮木あや子 ○

    Excerpt: 他所の読書ブログ様で、この『あまいゆびさき』は図書館には入らないだろう云々、というお話がありましたが、O市図書館、収蔵しています(笑)。たぶん、何の問題もなく。私、予約して借りちゃいましたよ、この表紙.. Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。 racked: 2014-02-27 15:52