残月 みをつくし料理帖(髙田郁)

シリーズ8作目。

前作が衝撃のラストだったので、今回はどういう展開が待ってるんだろうと、ドキドキしながら読みました。そしたら、「なんとビックリ!」の展開が・・・。いや~本当に驚いたなぁ。あれは最後までとっとくんだと思ってたんだけどなぁ・・・。


ということで、思いっきりネタバレ感想になります!
未読の方はご注意くださいね~~~。












いや、ホントにびっくりした!!
まさか、まさかの澪と野江ちゃんの対面ですよ!まぁ、あさひ太夫と又次の最後を看取った「つる家」の料理人という立場での対面だったし、二人ともその姿勢を崩さなかったんだけどさぁ。でも、まさかここで実際に対面できるとは思わなかったので、読みながら叫びそうになっちゃいました。でも、喜びよりも切なさの方が多い対面だったんだけどね。晴れて澪と野江という立場で会える日が早く来ますように・・・。そう強く願ったのでした。

そして、もうひとつのビックリが若旦那である佐平衛との再会が、ようやく叶った事。こちらは、最後までは引っ張る事はしないとは思ってたんだけど、あれよあれよと話が進んだのには驚きました。読むスピードに気持ちが追いつかなくて、「え?えー!?ちょ、ちょっと、待ってー!」と心の中でうろたえながら読んじゃったよ~(笑)でも、無事に再会できて良かった!

嬉しい事もあったけれど、又次の死が影を落とす、なにやらしんみり~とした1冊でもありました。特に最初の章は、又次を偲ぶお話で、みんなの哀しみがじわじわと伝わってきて堪らない気持ちにもなったのでした。

それにしても、この巻は一気に物語が動いたなぁと思える1冊でもあったんだよね。野江との対面をはじめ、佐平衛との再会、美緒の懐妊に、小松原様(本人は登場しないけど)のその後の様子、そして、おりょう一家の引越しなどなど、エポソードも盛り沢山でした。いつの間にやら、ふきちゃんは澪の片腕として料理の腕もめきめき上達してたし。きっといつか澪がいなくなった「つる家」を、このふきちゃんが守っていくんだろうなぁと思ったりもしのたでした。

そうそう!最後には芳さんにも転機がっ!もうね、これはね、なかなかびっくりの展開でした。でも、芳さんにも幸せになって欲しいので、嬉しかったなぁ。


あ~この後、どうなるんでしょう。。。続きが本当に待ち遠しい!



そして、特別収録として「秋麗の客」が付いていてビックリ。以前、新聞で見つけた一面広告の物語。短い物語だったけどホロリとできる素敵な物語でした。こうして、ちゃんと本に収録されていて嬉しかった。



・残月 かのひとの面影膳
・彼岸まで 慰め海苔巻
・みくじは吉 麗し鼈甲珠
・寒中の麦 心ゆるす葛湯

・巻末付録 澪の料理帖
・特別付録 みをつくし瓦版
・特別収録 秋麗の客


(2013.06.20読了)




残月 (ハルキ文庫 た 19-10)
角川春樹事務所
2013-06-15
高田 郁

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