狐笛のかなた(上橋菜穂子)

最近、二人の姪を図書館に連れて行く役目を仰せつかってしまいました(笑)
・・・そんな訳で、子供向けの本棚周りをウロウロすることが増えて、ここのところ手を出してなかったファンタジー系のタイトルを見てはワクワク胸を躍らせていたりします。予約本があったりして、なかなか借りられないことも多いんだけど、前から気になっていたこの本を見た時には、思わず手が伸びてしまってました。

前置きが長いですが(笑)そんなこんなで、久々のファンタジーで久々の上橋作品です。

人の心の声が聞こえる「聞き耳」の力を母親から受け継いだ小夜と、小夜に助けられた霊狐の野火の物語。

どちらも、大人の欲望の為に利用される子供たちで、運命に翻弄されながらも強く生きていこうとする姿が健気で、そして逞しい。二人の想いが真っ直ぐで、どうか二人が幸せに暮らしていける世の中になりますように・・・。そう願わずにはいられないお話でした。

ただ、上橋作品はシリーズ物を読んでいたので、「もう!?」と思っちゃうくらい展開が早すぎたのがちょっとね、でした。もっと、深ぁ~~く長ぁ~~~く読んでいたかったなぁ(笑)

小夜と野火、そして小春丸の三人の出会いから、もっと違ったラストを想像してたので、個人的にはまさかのラストにビックリでした!ハッピーエンドは嬉しいけれど、三人の友情が軸になるのなかぁと思っていたので、小夜と野火の愛情がメインだったのには本当に驚きましたね~。子供向けのファンタジーだからと、完全に油断してましたね~。まぁ、ニッコリのラストで良かったんですけどね。




(2013.04.13読了)




狐笛のかなた
理論社
上橋 菜穂子

Amazonアソシエイト by 狐笛のかなた の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのコメント

2013年05月09日 21:50
すずなさん、こんばんは(^^)。
私も子供たちを図書館に連れて行った時、児童書のコーナーで発見したんですよね♪
読んだのは4年も前なんですが、とても美しい物語だったことを思い出しました。
和の世界、呪者の醜さと悲しさ、深かったですねぇ。
すずな
2013年05月11日 06:23
>水無月・Rさん
おぉ、読んだキッカケが一緒なんですね♪子供たちを連れて行くと、一緒になって児童書の棚を見入ってしまいますよね~。
まさに”和の世界”を堪能した物語でした。呪者として生きるしかない野火の悲しさが痛かったです。でも、最後はハッピーエンドで良かったですけど。

この記事へのトラックバック

  • 『狐笛のかなた』/上橋菜穂子 ◎

    Excerpt: アニメにもなった「守り人シリーズ」で有名な、上橋菜穂子さん。 そのシリーズは結構大河ロマン化していて冊数が多いので、「読みたい本リスト」に入れるのをためらっている私なのですが、この『狐笛のかなた』は.. Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。 racked: 2013-05-09 21:32