夢幻花(東野圭吾)

面白かった!
・・・んだけど、独居老人の殺人事件の真相に関してはちょっと肩透かしかなぁ。


50年前の殺人事件と10年前の初恋。プロローグで語られる2つのエピソードと、バンドのキーボードの突然の自殺とその祖父である独居老人の殺人事件が、この世に存在しないはずの「黄色いアサガオ」で繋がっていく。その真相とは・・・。

「黄色いアサガオ」は、新種なのかそれとも江戸時代に消滅せずに細々と受け継がれてきた稀少品種なのか。どっちなんだろう!?とワクワクドキドキしました。変形アサガオについては、以前読んだ小説ですごく興味があったので、そういう意味でも読みながらテンションがあがりましたね~。おまけに、消えた「黄色いアサガオ」の謎。どうして追いかけてはいけないのか。もしかして、新種なんだったら、ライバル会社の関係とか!?希少品種だったら、コレクター関係!?どんな、裏があるのかと、緊張感が膨れ上がりまくり~!

どうなの?どうなのーっ!?と、もうね、すんごいワクワクして読んだんですよね。

ところが!「・・・え。そういうことですか。。。」という、なんとも脱力しちゃうような真相でして。あまりにも呆気ないというかね、期待してたような、大きな組織の陰謀とかそんなものは全く無くって・・・。それまでの私のテンションをどこに収めたらいいの!?と途方にくれちゃいましたよー;;;色々と勘ぐりすぎて期待が膨らみすぎちゃったようです。まぁ、それは自業自得だよと言われればそれまでなんですけどね;;;

あとですね、気になったのが、種を発見したのは分かるけど、それからどうやって「その使用方法」に辿り着いたのかってこと。普通に世間に出回ってることじゃないのに、どうして分かったのか。どう考えても腑に落ちない。「裏ルートからの情報で・・・」とか、「実はその種に使用方法が書かれていた」とかでもいいから、なにかしらの説明が欲しかったなぁと思います。その部分が気になって、どうもスッキリしない。

・・・って、あれ、なんだか面白かった!と言ってる割には、ちょっと辛口気味になっちゃってるような気がしないでもないですが;;;


面白かったのは本当なんですよー!途中で止められなくって、最後まで一気読みしちゃったし。でもでも、気になるところがあるのも、真相が呆気なかったのもホントなんですもん。。。


ということで、手放しで拍手!ってことにはなりませんが、十分に楽しめた作品ではありました。



(2013.05.11読了)




夢幻花(むげんばな)
PHP研究所
2013-04-18
東野 圭吾

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この記事へのコメント

苗坊
2013年07月15日 00:21
こんばんは^^
確かに事件は大きな組織が動いているんじゃないかと思ったらちょっと違いましたね。
それでも関わった人たちがそれぞれ事件の事を調べていて繋がっていったのは見事だなぁと思いました。
最後が爽やかな感じも良かったです^^
すずな
2013年07月15日 14:09
>苗坊さん
何か大きな陰謀が…と期待してたので、そこはちょっと肩透かしでガッカリでした^^;
でも、苗坊さんの言われる通り、色んな事柄が繋がっていったのは見事でしたね!ワクワクさせられました。
最後も爽やかでした~。

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