光圀伝(冲方丁)

読みたいなぁと思いながら、そのボリュームになかなか手が出なかったんですが、「本屋大賞」にノミネートされたと知って、勇気を振り絞って手に取る事にしました(笑)

や~面白かったです!もっと早く読めばよかった;;;と後悔したくらい。

私の中での光圀といえば、先ずはTV「水戸黄門」の好々爺。次に某国営放送の大河ドラマで時折、見受けられる頑固親父風。どちらもTVドラマでの印象なので、実際の光圀とはちょっと違ってるのかもなと思いつつ、どうしてもこの二つの光圀観から離れられませんでした。

それが、この作品を読んで、新たな光圀観を持つことになりました。厳しかった父や優しかった兄との交流。そして、三男でありながら、兄を差し置いて水戸徳川家を継ぐ事への葛藤など。幼少からの心の動きが丁寧に描かれていて、冲方さんの光圀像がじわじわと心に染み渡っていくようでした。

本書は、光圀が信を置き、重用した家臣を殺める場面が冒頭で描かれ、その理由が1冊を通して綴られていくという体裁になっていたんですよね。でも、読んでいくうちに、この作品が「殺めなければならなかった理由」に到るまでの道のりなんだということを、すっかり忘れてしまっていました;;;それよりも、光圀本人が魅力的過ぎましたね(笑)

見出した「大義」を第一とし、その大義の為に生涯を捧げた光圀。彼の生き様が強烈で、そして、目が離せませんでした。


(2013.03.19読了)





光圀伝
角川書店(角川グループパブリッシング)
冲方 丁

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この記事へのコメント

苗坊
2013年04月07日 12:52
こんにちは^^
長いですよね~。大変でした。
図書館で借りたのですが、母が読みたいと言っていたので母が10日かけて読んだので私は4日しか時間がなく^^;頑張って読みました。
でも、読んでよかったと思いましたよね。水戸光圀は好々爺なイメージしかなかったのですが屈強でカッコイイ男性でした。
「大義」のために奔走する光圀が本当に素敵でした。奥様も素敵でしたよね。
この本を読んだ知り合いと話をしていた時に「この作品を大河ドラマにしてほしい」と言ってました。確かにそのくらい壮大な物語だったなと思いました^^
すずな
2013年04月08日 12:41
>苗坊さん
長かったですよねー;;;お母様も読まれたんですね!親子で同じ本を読むっていいですね~。
私もこの作品を読んで光圀のイメージが変わりました。「大義」を第一とし、ぶれない生き方に魅了されました。そうそう!奥様も素敵でしたね~。もっと長生きして欲しかったと残念に思いました。
大河ドラマですか!それはいいですね~。実現すればいいなぁ…。
2013年04月30日 22:59
すずなさん こんばんは
僕はこの小説、素敵な恋愛小説だと思いました。
安井算哲の登場は読者サービスですね 笑
すずな
2013年05月02日 12:56
>yoriさん
そうですね。ミステリーに見せかけてますが(笑)、恋愛小説としても素敵な作品でしたね~。
算哲の登場にはワクワクしちゃいましたね。こういう読者サービスは嬉しい♪

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