モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵(西澤保彦)

腕貫探偵シリーズ初の文庫書き下ろしにして長編。

職場の同僚に借りた本。腕貫探偵だ~♪と喜んで読んだものの、肝心の腕貫さんはあまり登場せず;;;せっかくの長編だったのになぁ。残念です。とはいえ、作品自体は楽しめました。


女子校の新任講師である住吉ミツヲは、同僚など学校関係者が次々に死亡していく中、記憶が曖昧ながら同僚の妻を殺してしまったらしいという状況に・・・。

最初に登場した女性がメインのお話かと思っていたら、いつの間にやら主役は、ちょっと冴えない新任講師に交代していました(笑)このミツヲと一緒に「どういうこと?どうなってるの??」と事件の真相に向かって進んでいったという、そんな印象の読書となりました。読んでいると、どこがどう繋がっているのか分からなくなって「???」のまま進んでいくって感じ。

とにかく、ミツヲの周りには個性的な人物が多すぎる!両親はもちろん、妹やら生徒やら・・・。で、そんな彼らが、勝手気侭に動き回るもんだから、余計に訳がわからなくなっていくんですよねー(笑)おまけに、後で知ったんですが、この小説って櫃洗市を舞台にした西澤作品に登場する探偵達の競演作品だったんですねー。そりゃ、みんな個性的過ぎる訳だよ、と後で納得したり、他シリーズを読んでなかったことを後悔したりしたのでした。読んでれば、「うわ、これってー!」ってテンション上がっただろうに・・・。残念です。

最後はまさかの真相にビックリ!犯人としては、そこまで驚くような人物ではなかったんですが、タイトルの意味が明らかにされて、そのことに「そういう意味だったのか!」と驚かされました。堂々と書かれていたのに、全く気付いてなかったんですよね;;;悔しいーっ!

楽しめましたんですが、腕貫さんがあまり登場してくれなかったのは、やっぱりちょっと残念です。次作に期待。




(2013.03.10読了)







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