珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を(岡崎琢磨)

第10回「このミステリーがすごい!」大賞最終候補作。で、編集部推薦の「隠し玉」なんだそうだ。

職場の方に借りた本。「積読本の山」削減強化週間の5冊目です!・・・ようやく5冊;;;でも、ここで「削減強化週間」は一旦終了して、ちょっと図書館本の消化にがんばらねばなりませぬ。思った程、削減出来なかったなぁ;;;


喫茶店タレーランのバリスタ美星と珈琲大好きな青年アオヤマ。二人が珈琲の薀蓄話に興じたり、ちょっとした疑問を解いていったりする連作短編集。

言い方がちょっと悪いけれど、「このミス」大賞”受賞作”ではなく”候補作”だなぁと納得の1冊でした。楽しめなかったという訳ではないけれど、「このミス」関係の作品ということで、ミステリー的なものを期待していると、ちょっと期待ハズレな感は否めない。ミステリーというよりも、ラノベ的な恋愛小説で、ちょっぴりミステリー風味を加えてみましたって印象かな。

せっかく珈琲店を舞台にしてるっていうのに、その謎解きに珈琲の知識が使われる事がないっていうのが一番残念に思ったところ。二人の会話に登場する珈琲に関する薀蓄はとっても興味深く、「その珈琲を私も飲んでみたいよー!」と思ったりはしたんだけどね。そういう部分は楽しめたんだけど、ミステリー部分が・・・。

あと、アオヤマ視点で語られるので、美星さんの心の傷の深さがイマイチ伝わってこなくって;;;その部分は、美星さん視点で語られてたら良かったんじゃないかなぁとか、思ってしまったのでした。

ただ、最後の方は「そうきたか!」的な部分があって、そこで多少の「ヤラレタ;;;」感を味わえたのは良かったなぁ。でも、最後の最後はちょっと強引な気がしたんだけど。まぁ、大団円で良かったね!と言えばそうなんだけどさぁ。私的には、そこでせめて数年は経過してて欲しかったなぁとかね。「え?もう!?」とかね、なんかちょっと拍子抜けしちゃったんですよねぇ。

・・・って、なんだかすんごく辛口感想な気がしないでもないんですけど。
違うのー!ミステリー的には今一歩だったけど、ミステリー小説として読まなければ、十分に楽しめた作品でした。



(2013.01.19読了)





この記事へのコメント

苗坊
2013年01月22日 11:54
こんにちは。
面白かったですよね。でもミステリというにはもうちょっとかなという気がします。上から目線ですが。表紙がとても可愛らしいですし、ラノベテイストは否めなかったかなと。
でも、新刊が出れば読みたいなと思います^^
すずな
2013年01月23日 05:44
>苗坊さん
ミステリというにはどうかなと思えましたが、そこを考えなければ面白かったですね。・・・って、私も上から目線です^^;
新刊が出れば、私も読んでみたいと思います。

この記事へのトラックバック