あと少し、もう少し(瀬尾まいこ)

駅伝で県大会出場を目指す男子中学生達の物語。

さすが瀬尾さん!と言いたくなるような中学生達の青春物語でした。駅伝に参加する6名みんなが、それぞれに悩みや葛藤を抱えながら駅伝に参加している。そんな彼らが、県大会出場を目指した駅伝を通して、成長していく姿が嬉しい。

中学生だって、色んなものを抱えているんだよなぁと、そんなことを思った。そして、自分のことを振り返ってみても、確かに様々なことを思い悩んでいたよなぁと改めて思ったりもしました。中学生らしい微笑ましいものもあったけれど、そうじゃない重いものを抱えていたりもする。抱えているものはそれぞれだけど、「襷をつなぐ」という一つの行為を通して、仲間の大切さを知ったり、そんな仲間によって前向きになれたりしていく姿に胸が熱くなりました。

この構成もいいですね。1区の設楽くんから7区桝井くんまでが、自分のこと、前の走者のこと、次の走者のことを思いながら走る様子が描かれている。レースの展開が気になりつつ、彼らのそれぞれの思いの方も気になって、夢中で読みました。

”あと少し、もう少し”みんなと一緒に走りたい。その為には、県大会への出場切符を手に入れなきゃいけない。出場枠ギリギリのところで、”あと少し、もう少し”早く、早く・・・と頑張る姿が熱かった。読みながら「頑張れー!」とついつい力を込めて声援を送っちゃいました。

大学生の駅伝「箱根駅伝」ものは何冊か読んだけれど、中学生の駅伝というのは初めて読みました。どの世代でも、こういうレースものは読みながら熱くなっちゃいますね~(笑)熱くなりすぎちゃって、最後はちょっと涙腺が緩んだりもしたのでした。

うん、面白かった!



(2012.12.26読了)






あと少し、もう少し
新潮社
瀬尾 まいこ

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この記事へのコメント

苗坊
2013年01月12日 00:34
こんばんは^^
良いお話でしたよねえ。まさに青春でした。
中学駅伝は確かにそこまで注目はされないですよね。テレビに出たりもしませんし。でもこの子たちがいつか箱根を目指したり実業団を目指したりするんだろうなと思ったら何だか胸が熱くなります^^
みんな個性的で、基本的にいい子たちばかりでしたね。わたしもおばちゃん目線で読んでいました。
すずな
2013年01月12日 12:34
>苗坊さん
青春でしたね~!
たしかに、この子たちがいつか箱根や実業団で走るのかも!と思うと、また違った熱い思いが湧いてきますね~。
中学生だと、ついおばちゃん目線で読んでしまいますね^^;
べる
2013年01月14日 23:10
それぞれの少年たちの襷と仲間にかける思いが伝わって来て、胸が熱くなりましたよね。重いものを抱えながらも、頑張る姿にきゅんきゅんしちゃいました(笑)。
爽やかでしたね!
すずな
2013年01月15日 12:32
>べるさん
少年達の思いに胸が熱くなりましたよね~。抱えているものは重いものもありましたが、それでも頑張る姿にヤラレちゃいまいたね。まさに青春でした!

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