佐渡の三人(長嶋有)

佐渡に親族の納骨にいくというお話が続く連作短編集。

初読み作家さん。・・・と思ってったら違ってた!読んでたよ。でも、かなり辛口感想だった;;;だから、記憶に残ってなかったんだな、ってことで(笑)なんとなーくタイトルに惹かれて手に取ってみました。

・・・うーーむ。なんとも微妙な感じです。面白かった!とは言えない。でも、だからって「つまらーん!」と一蹴してしまえるほど退屈でよく分からなかった、てことではなかったんですよねぇ。まぁ、たしかに盛り上がりには欠けるんだよね。なんたって、納骨に行くお話なんだもん。そんなにテンションが上がる話であるハズはないんだけどさぁ。淡々とした文章に淡々と進む事柄。・・・事柄って、納骨に行くってことなんだけど。なんともゆる~い感じが全体に漂ってて、ゆる~く読めるのは良かったのかなぁ。

「納骨」なんだから、悲愴なとまでは言わなくても、そこそこ悲しみが漂う行為っていうイメージがあったんだけど、この作品では、家族の珍道中記みたいな、そんな印象になっちゃうんですよね。どことなくユーモラスで、思わずクスッと笑っちゃうような、そんなこともあったりしました。亡くなった方が、それなりに高齢で天寿を全うした感があったのも大きかったかなぁ。

そして、確かに、納骨ってそんなに経験できる事でもないだろうし、初めてだったら戸惑うことや分からない事も多いのが当たり前。どうしよう、どうすればいい、あ、シマッタ;;;ってことも、一杯あるんだろうなぁとも思った。私も「納骨」って経験した事がないので、もし、そんなことになったら、この家族のようにアタフタしちゃうんだろうなぁとも思いました。

と、そこそこ興味深く、時にクスリとなりながら読めたのは良かったんだけど、ゆる~い感じが逆にちょっと退屈かなぁ・・・と思えたりしたのもホント。ちょっと矛盾してるような気もするけど・・・。

そんなこんなで、びみょーな読後感となりました。うーーむ。




・佐渡の三人
・戒名
・スリーナインで大往生
・旅人


(2012.11.08読了)




佐渡の三人
講談社
長嶋 有

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