僕らのごはんは明日で待ってる(瀬尾まいこ)

「ごはん」物かと思って読んだら、ちょっと違ってました。なので、途中まで「あれ~?」って感じで読んでしまった。まぁ、これはこれで良かったと思うんだけど、ね。

体育祭の競技「米袋ジャンプ」がキッカケで付き合い始めたイエスこと亮太と小春ちゃんの恋愛を描いた連作短編集のような長編小説。

お兄ちゃんを亡くした亮太と両親のいない小春ちゃん。二人が高校、大学、社会人と成長しながら、お互いの喪失を埋めていくような道のりが描いてある。実はですね、ここまで長いスパンの小説だとは思ってなかったので、章が変わるたびに「おぉ!」と驚きつつ読みました(笑)

瀬尾作品らしく、淡々と紡がれる文章。穏やかな日々が続くのかと思いきや、小春ちゃんからの突然の別れ話があったりして。「えぇーっ、何があったのーっ!?」と、亮太よりも驚いて動揺しちゃいました(笑)二人の歩んでいるスピード感とかね、本当にぴったりで「素敵だな~」と思ってたので、すごく残念でしょうがなかった。それなのに、亮太は別な彼女を作っちゃうしさぁ・・・。思わず「もっと、必死に追いすがれーっ」と心の中で突っ込みをいれまくっちゃいましたよ;;;てか、気分的には膝詰説教だったけどね(笑)ま、最後はちゃんと収まるところに収まってくれたから良かったんだけどさ。

でも、結婚してからも二人に試練が訪れて・・・。どっちの気持ちも分かるから、とっても切なかった。

そうやって、辛い事もあったけれど、瀬尾作品らしく、二人の周囲にはいつも穏やかな時間が流れてるようで、読んでいて同じように穏やかな気持ちになれるのがいい。切なさや辛さもひくるめて、優しい時間を過ごせたような、そんな読書が出来ました。




・米袋が明日を開く
・水をためれば何かがわかる
・僕が破れるいくつかのこと
・僕らのごはんは明日で待ってる



(2012.06.29読了)




僕らのご飯は明日で待ってる
幻冬舎
瀬尾まいこ

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この記事へのコメント

苗坊
2012年07月12日 09:53
こんにちは^^
この本の最初の印象は「瀬尾さん、学校の先生だったのにタイトルの日本語がちょっとおかしいよ^^;」でした^^;
まあ、そこは置いておいて。どんな話になるのかなと思ったら可愛らしいカップルの話でしたね。いろいろ苦労している2人なのに、どうして更なる試練を与えるんだろうと悲しくなりました。ただ、最後まで結果、どうなったのかは書かれていなかったので、希望と奇跡を望んで読み終えました。
すずな
2012年07月12日 12:44
>苗坊さん
あ、タイトルについては私も同じこと思いました(笑)どういう意味だろう?と、しばし悩んでしまいましたよ~。
あ~良かったなぁ…と思ったところで、まさかの試練でしたね;;;二人の気持ちを考えると本当に悲しかったですね。でも、きっと良い未来が待っていると信じたいです。。。

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