第五番(久坂部羊)

初読み作家さん。

読んだ後に知ったんですが、この作品は「無痛」の続編なんだそうです。読みながら、もしかして・・・とは思ったんだけどねぇ。ということで、またしてもやっちゃいました;;;でも、「無痛」を読んでなくても、支障なく読めたのでいいかな。まぁ、読んでれば、もっと楽しめたんでしょうけどね。



多少、ネタバレしてると思われます。
未読の方はご注意ください。






新型のウィルスによる「新カポジ肉腫」が発生した日本と、全く関係なさそうに見えるウィーンの二つを舞台にしたお話が交互に続く。この二つがどこで繋がるのか・・・ワクワクしながら読んだんですが、これがまたなかなか交錯しなくってねぇ;;;なかなかボリュームのある作品だったんですが、半分を過ぎても交わらないんですもん。読みながらヤキモキ?しちゃいましたよ。

そして、その二つの舞台が繋がった時、なかなか衝撃の事実が・・・。これが本当にあったことなら、とっても怖いんですが、とりあえず小説の中の出来事なので・・・(笑)とはいえ、実際に起こった事が引き合いにだされているので、それなりにリアリティがあって恐かったのは恐かったなぁ。これが本当なら・・・想像するとゾッとします。まぁ、新型インフルエンザが流行した時に感じた違和感というのはね、個人的にはまだ払拭されてないので、余計にドキッとしたんでしょうけどね。

現状の医療問題や人々が持つ医療に対する意識に対しての指摘、医療制度への批判や健康に対する異様なほどの加熱ぶりなどは、海堂作品でもよく書かれていて、馴染みがあるっていうか、海堂作品を読んでるような錯覚を受けました。まぁ、これは、この著者さんが初読み作家さんだったってこともあるんでしょうけどね。同じ医師という立場でもありますしね。なので、その点に関しては、あまり新鮮味は感じられなかったんですよねー。そいういう意味では、ちょっと残念な読書となってしまいました。


とはいえ、かなり面白く、夢中で読んだのはホントのところ。この作品の前作にあたる「無痛」を始め、他作品も読んでみたいと思いました。



(2012.05.24読了)




第五番
幻冬舎
久坂部 羊

Amazonアソシエイト by 第五番 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック