タダイマトビラ(村田沙耶香)

初読み作家さん。タイトルに惹かれて手に取った。

・・・んですが、どうも合わなかったようで;;;


子供を愛せない母親の元で育った少女が、家族欲を満たす為に「カゾクヨナニー」という行為を繰り返す。カーテンを相手に繰り返すその行為は、切なく、ちょっと淫靡さも漂う。「理想の家族」を求め続ける少女は高校生になり、大学生の彼と同棲を始めるが・・・。


最初は良かった。家族の愛情をくれと全身全霊で喚き続ける弟を見下しつつ、その実、そんな愛情を一番欲していたのはその少女だったような気がします。家族欲が高まると、一心に「カゾクヨナニー」を繰り返す少女の姿がすごく胸に痛かった。

それにしても、友人はまだしも、蟻の「アリス」を可愛がる先輩が不気味すぎて恐かったですねー。瓶にいれてある蟻が死んだら、次の蟻を探して入れる。蟻を探してる姿を想像すると、ちょっとゾッとしちゃいます。

高校の夏休みに大学生の彼と同棲を始める少女。最初はいいんだけれど、だんだんと・・・。これはね、もう絶対に二人は破綻するだろうというのは分かってたんですけどね。それはどんな風に描かれるんだろう、どんな展開になるんだろうとドキドキしつつ先を読んだんですよね。



・・・う、うーーーん;;;
なんか、イマイチよく分からないラストでした。これって、私の理解力の問題なんでしょうけどね。なーんかスッキリしないなぁ・・・。




(2012.05.21読了)







タダイマトビラ
新潮社
村田 沙耶香

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