僕はお父さんを訴えます(友井羊)

第10回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞受賞作。

うわーうわーうわー!
・・・と、叫びたくなるくらいの衝撃でした。重いし辛い。

何者かによる動物虐待で愛犬リクを失った中学1年生の向井光一は、犯人探しを始め、真相を確かめる為に被告をお父さんとする民事裁判を起こす。裁判で明らかになった真相とは・・・。


ちょっとネタバレ気味かも。
未読の方はご注意ください。




母親が亡くなり、父親と二人暮しをしている中学生が裁判を起こす。本当に可能なのかな~と、チラリと覗くイジワルな視線は無視(笑)協力してくれる人が、ちゃんと周りにいたんだからいいじゃないか!ということで。裁判を起こすには、どんなことが必要で、何をしなければいけないのか。そういう部分も結構、詳しく書いてあって、興味深く読めました。

お母さんの死の真相とかはね、匂わされてたので、そんなことだろうとは思ってた。そして、光一が受けていたことも。でもまさか、リクを殺した犯人が・・・;;;その真相は、全く想像してなかったので、「そっちかーっ!」なんて言葉じゃ、ぜんぜん足りないくらいの衝撃でした。まさに、呆然。で、その状況が語られ始めた時は、正直、途中で読むのを止めようかと思った。もうね、その場面を読んでたら、だんだん気持ち悪くなっちゃって。実のところ、本当に吐きそうでした;;;

そうなってしまったのは、致し方ない。それも、心の傷のひとつ。同情すべきこと。赦すとか赦さないとかの問題ではない。

・・・なのかもしれない。でも、どうしても、すんなり受け入れられない自分がいます。あの中では、沙紗が一番、私の気持ちに近い。理性では分かってても、気持ちがついていかない、そんな感じです。

最後は、未来に向かって・・・という感じで、明るく終わってるんですが、そのラストで良かったなぁと心から思ってるんですが。それでも、それを完全に受け入れられない自分がいます。オトナになれてないんだろうなぁ・・・。


どうなるの?どういうこと!?と先が気になって一気読みしちゃうくらい面白かったんだけど、後味が悪すぎて、どうにもこうにも・・・って感じです;;;



(2012.04.20読了)





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