夏天の虹 みをつくし料理帖(髙田郁)

号泣。
シリーズ7作目のこの巻は、覚悟はしてたんだけど、最初から最後まで泣きっ放しでした。もうね、もうね、もうねーーーーっ!!


ネタバレしてます!
未読の方はご注意を!!













澪はやっぱりそうするのか・・・という選択。まぁ、このシリーズのタイトルを考えると当然の選択なんでしょうけど、やっぱり辛いものは辛い。なんとかならんのかーっ!?と雄たけびのひとつも上げたくなっちゃいます。

そして、澪の意志を聞いた小松原様の決断。改めて、小松原様の大きさと優しさと深い、深い愛情を感じました。正直、「そこまでするのか・・・」とも思わないでもないんですけどね。美緒の話を聞いて「もしや・・・そういうこと?」と、ちょっとだけ希望を持っていただけに、それが思いっきり打ち砕かれてしまって、堪らない気持ちになりました。そして、それを知った澪の絶望が胸に痛かった。

でも、だからこそ、未練を残さず、料理人としての道をひたすら真っ直ぐに突き進んでいけるんでしょう。今は絶望だけしか残っていなくっても、きっときっと、いつか小松原様に深く感謝する日が澪に訪れずはず!・・・と、信じたい。じゃないと、ホントにやってられないって感じですもん。

・・・まぁ、結婚相手の立場になると、たまったもんじゃないかもしれませんが;;;

小松原様の結婚という大きな出来事から味覚を失ってしまった澪。そんな澪をそれぞれの立場で支えようとするつる家の人々の温かさと優しさがまた涙腺を緩ませる。もうね、ホントに読んでて辛かった。しんどかった。切なかったーっ。

そして、そして、そしてっ!!!最後の最後に、これでもか、これでもか!と畳み掛けるように襲う不幸。又次ーーーーーーーーっ!!!・・・と(心の中で)絶叫しながら号泣。どうして、こんなに・・・と絶句しちゃいますよ。まさか、まさかの展開でした。これから、澪は、そして、あさひ太夫はどうなっちゃうんでしょう。いつか、ちゃんと手を取り合えって語り合える日がくるんでしょうか。

どうか、どうか、どうか・・・と、澪の幸せを心から願いながら読了。


・・・と!
巻末の瓦版を読んで「5月にレシピと写真と随筆の文庫発売」の文字に小躍りするも、次巻の発売が1年後と知ってショック。この状態で1年も放り出されるなんてーっ!待ち遠しさに悶絶しちゃいそうです;;;焦れ焦れしながら1年後を待ちたいと思います。。。






・冬の雲雀-滋味重湯
・忘れ貝-牡蠣の宝船
・一陽来復-鯛の福探し
・夏天の虹-哀し柚べし


(2012.06.25読了)







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この記事へのコメント

2012年04月07日 23:48
なんともしんどい展開になってしまいました。
今回は自分の体験と重なるから、読むのがきつかったー。
途中で、種市さんをしばき倒したくなった。(^^;;

「仕事一筋に生きました」という人生も悪くはないけど、物語としてはウルトラ・ハッピーなのが読みたいです。
なんだか、ねえ。
すずな
2012年04月09日 14:48
>香桑ちゃん
ホントにねぇ;;;シンドイ読書でした。
ま、ままま。種市さんは真相を知らないわけですから、ね^^;

うん、そうだね。「ウルトラ・ハッピー」なお話を読みたいねぇ。でも、このシリーズでは難しいかな^^;

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