マスカレード・ホテル(東野圭吾)

東野さんの新シリーズ誕生!・・・という謳い文句のミステリー。

今度の舞台はホテル。都内で起きた連続殺人事件を捜査していた警察は、現場に残された不可解な数字を読み解き、次の殺人現場を予測する。その場所は超一流ホテル「コルテシア東京」。そこで、刑事をホテルマンとして潜入させ、事件の解決を図ろうとするが・・・。


辛口です。気付いたらかなり辛口になってしまっていました;;;
なので、面白かった!という方、東野作品のファンの方など、不愉快になること必須です。
どうか、ここから先はご遠慮ください。。。







もうね、東野作品だからってあんまり期待しないようにしよう、そんなことを思ってしまった。普通に読めば、そこそこ面白いんですよ。この作品だって、先へ先へとページを繰る手が止められなくって、一気読みしちゃったくらいだったんですもん。でも、「東野作品」と思って読んでるからか、無意識に期待が大きくなっちゃってるんでしょうね。読み終わった後、「あれ?」と物足りなさを感じてしまう。もうひと捻り欲しいなぁ、と思っちゃう。どうしても、「白夜行」や「容疑者X献身」みたいな読み応え、胸をどんっと突かれる衝撃を期待しちゃってるんですよねぇ。

ホテル内で起こる、というか、お客様が起こすあれこれは興味深く読めた。「そ、そんな人がいるのー!?」とか、「あ~そういう人もいるだろうなぁ・・・」とか、驚いたり納得したり。ホテルの裏話的エピソードは楽しめました。ただ、犯人については・・・。どう考えてもこの人、怪しいでしょう、という人が予想通りに犯人だったのがねぇ。そこで素直にその言葉を信じる?と、その前の鋭さとか気配りを読んでたら、その部分だけあまりの鈍感さに呆れるくらいだったんですけど。

おまけに、どうもこれも「テレビドラマ化」を意識してる?と思えてしまうような感じでして。2時間枠に収まるなぁ・・・とか、そういう風な印象も受けてしまいました。まぁ、人気作家さんでドラマ化したら視聴率も取れるから、どうしても映像化作品が多くなってるんで、読む方としてもそういう先入観を持ってしまってるのがいけないんでしょうけどね。


と、そんなこんなで、ホテル小説としては楽しめましたが、ミステリーとしてはイマイチ感を感じずにはいられませんでした。残念。




(2011.12.12読了)






マスカレード・ホテル
集英社
2011-09-09
東野 圭吾

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この記事へのコメント

2015年03月18日 18:33
ストーリー展開は強引でしたね、
ちょっとB級っぽかったし。
でもこれもまた東野圭吾、
こんな東野さんも良しとして下さい 笑
すずな
2015年03月19日 12:38
>yoriさん
そうですね、これも東野さん。そう思えれば良かったんでしょうけど、どうしも期待が大きすぎました^_^;
でも、yoriさんのコメントを読んで、このB級っぽさにも慣れなきゃなと、そんなことを改めて思いました(笑)

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