ネオカル日和(辻村深月)

エッセイとルポ、そしてショートショートと短編小説4編も特別収録された著者初のエッセイ集。

これにて、辻村作品コンプリートです!昨年は「辻村作品コンプリート」が目標だったんですが、年明けまでかかっちゃいました。でも、小説は昨年で読了してたので目標(ほぼ)達成!ってことで(笑)これで、新刊が出たら勇んで手に取れます(喜)

で、著者初のエッセイ集ですが。エッセイ33編にルポ10編、そして、短編まで収録されているという贅沢な1冊となりました。途中でショートショートや短編が入っているからか、それともエッセイだけじゃなくルポも入っているからか、エッセイ集が苦手な私でも途中で飽きることなく、最後までさくさく読めました。特にタイトルが「ネオカル」となっているように、新(ネオ)カルチャーの現場を訪れたルポは、私の好奇心が刺激しまくられ、とっても楽しく読めました。

ガンダム話に興奮し、「モモ」を再読したくなり、デパ地下のチョコを食べたくなり、絶賛されていた甘酒に興味津々、うっかりお取り寄せしたくなり、そして、ドラえもんへの深い愛に「凍りのくじら」を再読したくなりました。

そうそう!ガンダムと言えば、甲州弁の話で大爆笑。シャアの「モクバ」のイントネーションがおかしくって、ずっと「シャア”が”なまっている」と思ってたというくだり。訛ってるシャア・・・と思ったところで、私の地元弁をしゃべっているシャアを想像しちゃってねぇ;;;しばらく顔のニヤニヤが取れませんでした(笑)

エッセイ集なのに、ショートショートと短編4編が収録されてたのも嬉しい。短編のひとつ「さくら日和」は「9の扉」に収録されてて既読だったんですが、それでも、とーっても得した気分になりました。どのお話も良かったんですが、猫好きとしてはやっぱり「七胴落とし」が一番だったかな。子供の頃は猫とお話が出来て、子供たちの辛かったり哀しかったりする気持ちを猫さんが落としてくれるというお話。私もミャウダさんみたいな猫ちゃんとお話できてた時期があったのかな~、もしそうなら、どんな気持ちを落としてもらったかな~と思いながら読みました。

あとですね、「3万円を書店で買い物」という企画は、ひっじょーに魅力的で、というよりもめちゃめちゃ羨ましい企画でした(笑)いいなぁ。私もこんな風にお財布の中身を心配せずに本屋でお買い物したいもんだ!と思いつつ、辻村さんがどんな本を買われるのか興味津々で読みました。まぁ、「3万円」って上限はあるから、あれもこれも…とはいかないでしょうけどね(笑)

他にも御朱印帳やら本の帯を捨てられない話やら、へ~そうなんだ!と思ったり、私も一緒だ!と、なんだか嬉しくなったりしつつ読了。結構、共感できる部分も多く、本当に楽しめました。

・・・でも、やっぱり次は小説が読みたいなぁ(笑)





Ⅰ ネオカルチャー新発見
Ⅱ おおむね本と映画の宝箱
Ⅲ 四次元の世界へ
Ⅳ 特別収録 ショートショート&短編小説
・彼女のいた場所
・写真選び
・さくら日和
・七胴落とし
Ⅴ 女子とトホホと、そんな日々


(2012.01.20読了)




ネオカル日和
毎日新聞社
辻村 深月

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この記事へのコメント

苗坊
2012年01月27日 21:43
こんばんは^^
辻村さん初のエッセイという事で楽しんで読みました。
雰囲気的に辻村さんもオタクっぽい感じがしたので^m^共感できるところがたくさんありました。同世代だからわかるわかる~というところもあって面白かったです。
ガンダムは私は疎いですが^^;
3万円を持って書店で買い物は魅力的ですよね~。私もくれるならやりたいです!←
すずな
2012年01月30日 12:33
>苗坊さん
そうそう!辻村さんってオタクっぽい印象がありますよねー(笑)で、私もいろいろと共感しながら読みました♪…同世代ではないんですが^^;
3万円持って書店でお買い物ってホント羨ましい企画でした。一度でいいから(いや、何度でもいいけど)やってみたいですよねー!
べる
2012年03月20日 23:06
前半の新聞連載の部分はちょっとエッセイにしては文章が固いかなーと思ったのですが、そこ以外はもうちょっとくだけてて素の辻村さんが見えてよかったです^^
あと、ほんとにドラえもんと藤子作品が大好きなんだなーっていうのがひしひしと伝わって来て嬉しかったです。大山のぶ代さんとの対談が良かったです^^
三万円企画羨ましかったですね~。自分だったらどんな本選ぶかなとか、いろいろ妄想しちゃいました(笑)。
すずな
2012年03月21日 12:41
>べるさん
新聞連載だと色々と気を使うこともあるんでしょうね^^;
ドラえもんや藤子作品への愛が伝わってきたましたよねー!私、映画とか見たことなかったんですけど、見てみようかなと思いました。
三万円企画は、すっごぉーーく羨ましかったですよねー!本好きとしては堪らない企画でした。私も妄想しちゃいましたよー(笑)

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