放蕩記(村山由佳)

母娘の関係を描いた半自伝的小説。

読み終わった後、ぐったり;;;でした。内容に興味を持って読み始めたのはいいんですが、内容が内容なので、さらりとは読めない。もうね、気力を使い果たした・・・という感じです。疲れた。

母を愛せない娘。娘を束縛し支配しようとする母。二人のやり取りが、自分自身と重なったり離れたりで、色んな感情が渦巻いてしまいました。私にも母に対して、一人の人間としてどうしても受け入れられない部分があります。「親じゃなかったら・・・」と思ってしまう自分に、「人としてどうよ?」と悶々とする事も多々あります。だからこそ、この作品を手に取ったのだけど、読み進めるのにそれはそれは大変な気力を必要とするものでした。

でも、あ~こういう風に母親を感じてる人って、世の中には結構いるんだな、そして、その気持ちをこうやって本として発表しても容認されるんだな、と思えたのは良かった。まぁ、「良かった」って言っていいのかどうかわからないけれど・・・。

と言いつつ、実家暮らしをしてる私は、娘として母に寄りかかってる部分も大きいんだろうと思うんですけどね。だから、「そんな大きな口をたたけるのか!?」と言われても、それはそれでキッチリ反論出来ない自分がいるんですけど・・・。それも、しょうがないんだろうな、とも思います。


ところで、母の言動、そんな母に対する思いには共感する部分があったのですが、タイトルの「放蕩記」というのはちょっと・・・;;;と思えてしまいました。そんなに「放蕩」してるかなぁ・・・と思っちゃったんですが。私の基準が違ってるんでしょうか;;;そういう意味では、ちょっと「うーーん」となった作品でした。



(2012.01.15読了)





放蕩記
集英社
村山 由佳

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