ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常~(三上延)

ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち」に続くシリーズ2作目。思いの他早く続編が読めて嬉しい。そして、前巻に続いて、この巻も面白かった!

旅先の佐賀のホテルで読んだ本。せっかくの「初佐賀」&「念願の吉野ヶ里遺跡」だったのに、大雨に降られて気持ちが下降気味だったんですが、夜、まったりしつつこの本を読んだら、気分が上昇してました。「明日も雨が降っても唐津観光を楽しんでやるー!」と気力が湧いてきました(笑)・・・ゲンキンな私;;;でも、面白い本を読めると嬉しくってテンション上がっちゃいますよねー。

ということで、作品の面白さもさることながら、別な意味でも思い出に残る本となったのでした。


前作では栞子さんの並外れた安楽椅子探偵っぷりに驚かされ、「こんな人、ホントにいるのー!?」なんてことも思ったんですが、今作では、そこまで強烈な印象を受けることはなかったかな。ただの慣れかもしれませんが。もちろん、ミステリーとしての醍醐味は十分に味わわせてもらったし、。”強烈な”ってことがなかっただけで、栞子さんの謎解きにも「へー!なるほどー!」と唸らされたりもしました。

ミステリーとしても面白かったんですが、今回は栞子さんの過去が少し明かされるんですよねー。母親のことや、その母親と栞子さんの関係というか、気持ちのこととか・・・。まだまだ完全に明かされてる訳ではないんですが、この母親に対する気持ちが解きほぐされないと、大輔と栞子さんとの関係も深くなれないのかなぁと思いました。それとも、二人の関係が近づく事によって、栞子さんの母親に対する気持ちが変わっていくんでしょうか。なんにしても、古書を巡るミステリーと共に、二人の関係がどう変化していくのか、栞子さんの過去とは・・・と、色々と楽しみが増えました。

今回も、登場した古書については全く知らなくって、そっちの方も興味深かったですねー。特に今回は小説だけではなく随筆とか漫画まで登場して、著者の古書に対する幅広い知識にも驚かされました。すごいですねー。そして、登場した作品が読みたくなって困りました(笑)アントニイ・バージェスの『時計じかけのオレンジ』とか、坂口三千代の『クラクラ日記』とか、すっごく興味が湧いてます。でも、『クラクラ日記』はちょっと合わなさそうな気もするし、『時計じかけのオレンジ』は読むのに勇気が要りそうなんですよねー。どうしたもんか(笑)


どっちにしろ、次巻が楽しみです!



プロローグ 坂口三千代『クラクラ日記』(文藝春秋)・Ⅰ
第一話 アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』(ハヤカワNV文庫)
第二話 福田定一『名言随筆 サラリーマン』(六月社)
第三話 足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)
エピローグ 坂口三千代『クラクラ日記』(文藝春秋)・Ⅱ



(2011.11.18読了)









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この記事へのコメント

苗坊
2011年12月19日 15:14
こんにちは。
2作目も面白かったです。このシリーズはずっと続いて行ってほしいなと思います。
私もこの作品に出てくる本たちがいつも気になるのですが読めずにいます。「時計じかけのオレンジ」なんて興味深いのですが読むのが怖くて躊躇ってます。
すずな
2011年12月20日 12:35
>苗坊さん
1作目に負けず劣らず面白かったですよねー。次巻が楽しみなシリーズになりましたね。
登場する古書も気になりますよね!でも、「時計じかけのオレンジ」は読むのに勇気がいりそうで…^^;私も躊躇しちゃってます。

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