おまえさん(上・下)(宮部みゆき)

「ぼんくら」「日暮らし」に続くシリーズ3作目。単行本&文庫本同時発売という、太っ腹な刊行でした。

面白かった!!

上下巻なのにそのどちらもが分厚くって、手にした時は「ひえぇ~;;;」って感じだったんだけど、読み始めたらそんなことは全く気にならず。先が気になって気になって・・・ほぼ一気読みでした。さすが宮部さん!って感じ。

今回は長編&短編(中編?)の連作集みたいな構成になっていて、それも面白かった。内容も、メインの事件だけでなく、それと平行するように大小さまざまな出来事が描かれているので、ミステリーというよりも江戸で生きる人々の群像劇のような印象。たしかに、普通に暮らしていれば、同時進行で色んなことが起こるんだよねーと納得というかね、そんな気持ちになりました。

なので、ミステリーと思って読むとちょっと冗長さを感じるかもしれません。メインの殺人事件だけに絞ってくれ!余計な話はいらんよー!と言いたくなる気持ちも分かるかな。個人的には、そんな風に絞ってくれても良かったけど、これはこれで楽しめたし、人情味があってホロリとさせられたりと、かなり面白かったので良し!でしたけどねー。

シリーズ3作目ということで、いつもの平四郎に政五郎にお徳はもちろんのこと、弓之助やおでこについてのアレコレが明かされ、彼らの成長を窺えたのも嬉しかった。そして、新しく登場した人物もなかなか個性的で。真面目な彼はちょっと切ない役回りでしたが、これからどんな風に変わっていくのか、どんな面を見せてくれるのか、とても楽しみです。


・・・って、このシリーズはまだ続くんですよねぇ?




(2011.11.07読了)



おまえさん(上)
講談社
2011-09-22
宮部 みゆき

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おまえさん(下)
講談社
2011-09-22
宮部 みゆき

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この記事へのコメント

2012年01月09日 17:30
すずなさん こちらにもコメントを
面白かったですねえ。
ユーモアもたっぷりあるんだけど
一方で宮部さんの描く闇は
ますます深くなっているという感じ。
続きにも期待しちゃいますね!
すずな
2012年01月10日 12:37
>yoriさん
面白かったですよねー!
ユーモアと闇のどちらもが絶妙なバランスで存在してるような作品でしたね。続編、読みたいですね。
苗坊
2012年01月15日 00:44
こんばんは^^久しぶりのぼんくらシリーズ面白かったですね~^^
宮部さんの書かれる時代物は読みやすくて好きです。
今回もいろんなことがありました・・・
次も期待しちゃいます。
このシリーズは弓之助が無事に養子になって一人前になるまでは続いて行ってほしいなと思います。
すずな
2012年01月16日 12:46
>苗坊さん
面白かったですねー!私も宮部さんの書かれる時代物は大好きです♪
ホント、弓之助が一人前になるまで読みたいですね!!ぜひ、続編を書いてもらいたいものです。

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