四龍海城(乾ルカ)

うわぁ・・・・・・。

もうね、ラストの衝撃が大きすぎて言葉が出てこない。。。
嫌な予感はしてたんだよね。してたんだけど、まさかねぇ・・・と必死で否定しながら読み進めた。でも、その”まさか”を軽く越えるようなラスト;;;後味が悪すぎて、読了後もなかなか浮上できなかった。このラストは切な過ぎるよ。。。

一言で言えば、少年達のひと夏の冒険譚。・・・なんだけど、”冒険譚”というには辛く哀しい物語だったなぁと思ってしまいます。確かに、彼らは成長したと思う。すごくすごく成長できたんだとは思う。でも、でもね・・・と、思ってしまいます。

海に浮ぶ地図にも載っていない建物。「四龍海城」と呼ばれるその塔に、夏休みの最初の日に健太郎も囚われてしまう。そこには同じ中学生の貴希がいて、二人は少しずつ心を通わせていく。この塔を出るには「出城料」を払う必要があるのだが、それが何かは塔に囚われた人々にはわからない。少年達はその「出城料」が何かを探り始めるが・・・。

終盤になって、「出城料」が何かわかってくる。分かった時点で、切ないラストが待ってるということまで読めるんだけど、「きっとこの少年達なら・・・」と希望を持ってたんですよねぇ。それが、その希望を砕くような終わり方でして。もうね、本当に「えぇーーーっ!?」ですよ。まさか少年達の物語で、そんな希望もないような終わり方が待ってるとは思わなかった・・・。まぁ、ある意味、だからこそ忘れられない物語にはなったんだけど。だから、物語としてはこれはこれで良かったんだと思います。

でも・・・。そう、納得はしてるんだけど、それでもやっぱり、でも!と思ってしまう。せめて、数年後、二人が約束のあの場所で再会する・・・そんな後日談をつけて欲しかった!そんなラストが欲しかった!!と思ってしまいます。
読了から一ヶ月近くが過ぎ去った今でも、後味の悪さは薄れない。。。



(2011.11.03読了)




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新潮社
乾 ルカ

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