やなりいなり(畠中恵)

「しゃばけ」シリーズ第10弾。

このシリーズも、もう10作目になるんですねー!そんなに読んだかなぁ・・・。読み始めた時は、こんなに長いシリーズになるとは思わなかったけれど、なんだかんだ言いながら読みつづけてしまった、そんな印象ですね(笑)それにしても10作かぁ・・・なんだかしみじみしちゃいます。

今回は10作目という記念すべき巻だからなのか、各章の最初に「レシピ」がついてます。そのレシピの書き方も「しゃばけ風」というのかユーモアに溢れてて、お話を読む前から和んでしまいました。おまけに、その料理やお菓子が美味しそうで・・・。食欲が刺激されてちょっと困ったりもしました(笑)ただ、そのレシピとお話が上手くコラボ出来ていたかというと・・・ちょっと疑問に思う章も無きにしも非ずってとこだったかなぁ。これが冒頭じゃなく章の最後とか巻末についていれば、そんなことも全く思わなかったのかもしれませんが・・・。う~~ん、難しいですね。

5編の短編が収められてる10作目。それぞれの短編の趣が違ってて、バラエティ豊かな1冊となってました。相変わらず若だんなは病弱で兄やたちの過剰な心配っぷりも変わりませんが(笑)新しいキャラクターが登場したり、切なさできゅーんとしたり、妖たちの可愛さにほっこりしたり、わくわくしたりと、とても楽しめました。

まぁ、「10作目」という節目の巻にしては、ちょっとインパクトというかね、そういうものは薄かったような気がしないでもないですが・・・。でも、そこがこのシリーズの魅力といいますか、軽快で優しく温かく、読んでて心地よい、そんな短編集でした。



・こいしくて
・やなりいなり
・からかみなり
・長崎屋のたまご
・あましょう



(2011.10.10読了)




やなりいなり
新潮社
畠中 恵

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