妖精作戦(笹本祐一)

有川浩さんの「レインツリーの国」を読んだ時から、この作品が読みたくって、読みたくって・・・。でも、1984年に発行、1994年に改訂版が発行されたこの作品は、その時は既に手に入らない状態になっていたんですよね~。「レインツリーの国」で主人公カップルが出会うキッカケとなった作品のモデルで二人で作品の感想をメールしあうんですが、その内容から「どんな作品なんだろう」「どんなラストなんだろう!?」と気になっていて・・・。ずーーっと読みたいな~と思ってたんですが、今回、な~んと!東京創元社さんより再刊されまして(喜)うほうほほーと喜び勇んで手にしました。

・・・前置きが長い;;;


読み始めて、なんていうんでしょうか、すっごい懐かしい気持ちになりました。80年代って、ちょうど私が中高校生の頃で、こういうSF作品が多かったよな~と。ちょっと違うのは、解説で有川さんも書かれてますが、主人公が平凡な男子高校生ってことくらい。後は、展開とか作品から漂う雰囲気とかは、思わず「懐かしい~」とつぶやきがもれちゃうくらいでした。「クラッシャー・ジョー」とか「ダーティ・ペア」とか、もうね、あの頃、夢中になって読んだ作品が頭を掠めて・・・。読みながら、別な意味でもテンションが上がってしまった(笑)うわー!「ダーティ・ペア」とかまた読みたいなー!なんて、キケンな読書欲が盛り上がってきたりも・・・。


主人公は平凡な高校生。転校生としてやってきた女子高生が謎の組織に誘拐され、同級生達と一緒に彼女を奪還しにいくというストーリー。ただ、奪還しに行くのはいいけれど、最終的には月にまで行っちゃうってのがハチャメチャで凄いところですかね~(笑)

シャトルに宇宙人にUFO、エスパーに月基地とSF要素のてんこ盛り。これでもか、これでもかと畳み掛けるように登場する。あまりの凄さに読んでるこっちは「うはははー」と笑うしかないって感じ。で、まぁ~それらに、なんだかんだ言いながらもスンナリ対応していっちゃう男子高校生たち。どこまでも、明るく前向きで目的の為に一直線。それも、「何かの為に必死で頑張る」という感じではないのが、また心地いいというかなんというか・・・。

ハチャメチャで明るく、高校生らしい無謀さで突っ走る彼らに引きずられるように、思わず一気読みしちゃってました。4部作の1作目ということで、気持ち的にはプロローグ編って感じかな。今後、どんな展開を見せて、重いであろうラストに繋がっていくのか楽しみです。



(2011.09.25読了)




妖精作戦 (創元SF文庫)
東京創元社
笹本 祐一

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