夏の王国で目覚めない(彩坂美月)

面白かった。
初読み作家さん。早川書房の封入チラシに惹かれて手に取ってみました。

父が再婚し、新しい家族になかなか馴染めない高校生の美咲。大好きなミステリ作家三島加深のファンサイトで誘われたミステリツアー。与えられた役を演じながら参加し、その劇中の謎を解いた人には加深の未発表作品がもらえるという。集まった参加者は7名。与えられた役を演じながら主催者の指示通り行動していたが、次々と人が消えていき・・・。

次はどうなる?次はどうなる!?と、先が気になって夢中で読みました。初めての作家さんだったんですが、文章が合ったみたいで戸惑いもなく読めたのも良かった。ということで、一気読み。

旅の途中で主催者から指示が飛び、その指示に右往左往させられる参加者達。そして、ひとり、またひとりと人が消えていく。追い詰められ、逃げ出したいのに、それも出来ない状況。緊迫感もいや増していく。ドキドキワクワクの連続でした。

ミステリ的にはですね、実は途中で真相が読めてしまって・・・。で、実際ほぼ予想通りだったので、「あら、当たっちゃった」って感じではあったんですが(笑)他にもツッコミたい部分もあったりもしたんですが、グイグイと引っ張られていく感じがとっても心地良かったんですよね~。ラストも嬉しい未来を予想出来たりもしてほっこり。

本をパタンと閉じて、素直に「あ~面白かった。」そう思える作品でした。
この方の他著書も読んでみたい。



(2011.09.14読了)





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この記事へのコメント

べる
2012年04月14日 00:05
面白かったんですが、私もミステリ的にはちょっと先が読めてしまったかな~って感じでした。
でも、ラストでちょっぴりムフフな展開があったり、主人公が家族との確執を乗り越えたりと、青春小説としての面白さもプラスされているところが良かったです。
すずな
2012年04月14日 12:50
>べるさん
ミステリ的にはちょっと弱かったりもしたんですが、他の部分で十分、楽しませて貰えて、面白かったですね~。
ラストもムフフな展開でちょっとテンションあがりました(笑)

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  • 彩坂美月/「夏の王国で目覚めない」/早川書房刊

    Excerpt: 彩坂美月さんの「夏の王国で目覚めない」。 父が再婚し、新しい家族になじめない高校生の美咲。だから、幻想的なミステリ作家、三島加深の ファンサイトで加深が好きな仲間を知ったことは大きな喜びだっ.. Weblog: ミステリ読書録 racked: 2012-04-14 00:02