小説あります(門井慶喜)

タイトルに惹かれて手に取った。
実は前回も同じように「この世にひとつの本」というタイトルに惹かれて手に取ったものの、内容は思ってたものと違っててガッカリ;;;という経験をしてたんだけど。今回は「おさがしの本は」の姉妹編ってことだったから、そんなことはないだろう!と期待して読んだ。

・・・うーーーーん;;;そこまでガッカリ;;;ではなかったけれど、期待通りとはいかないもので・・・。どうもね、タイトルと内容が一致しないような気がするんですよねー。読んだ後で改めてタイトルを見てもピンとこない。どうしてこのタイトル?と思っちゃいました。なんか、びみょーに騙された気分。お陰でもやもや。スッキリしなーい!

おまけに、「おさがしの本は」の姉妹編ということで「和久山さーん!」と期待して読んだんだけど、彼はあまり登場せず。活躍もせず;;;その点も残念でした。


廃館が決まった文学館に勤める兄は存続の為に手を尽くし、弟は兄を家業に呼び戻そうと一計を案じる。兄は30年前に置手紙を残して失踪した作家のその後の行方を追い、残された親族を訪ねるが・・・。


ちょっとネタバレしてる・・・と思います。
未読の方はご注意ください。
おまけに、なんだかかなり辛口感想になってしまいました;;;
その点もご注意ください。




作家のその後にはミステリーの匂いが漂って読みながらワクワクと期待したものの、なんだかびみょーにそのワクワク感を逸らされたような、そんな気分なんですけど。すんごいタイミングで樹海の中から発見されてしまってさぁ・・・。それも本人と断定だなんて。えーっ、そうきちゃったのー!ち、ちょっとっ!このワクワク感をどうしてくれるー!?とクレームを付けたい気分でした。

兄と弟の「どうして人は本を読むのか」という命題での議論もなんだか、納得できないっていうかね。まぁ、人はそれぞれの思いを抱えて本を読むんでしょうから、私と違ってていいんでしょうけど。違ってて当たり前なんでしょうけど・・・。それでも、「なるほどねー!」とスッキリしない気分。

・・・と思いつつ、じゃ~私はどうして本を読むのか?と自問自答してみる。「・・・好きだから。」様々な理由がよぎりつつ、最後に出てくる答えはこれしかない。結局、「好き」に理屈は付けられないんです!「そこに山があるから」と言った登山家がいらっしゃいましたが、まさに思いはそれですよねー。理由なんてあるか!理屈なんてつけられるか!と、そこに行き着いちゃう。結局のところ、私は「どうして本を読むのか」という理由をとうとうと述べられたことが不満らしい、ということに気付きました(笑)


で、今更ですなんですが・・・。私はどうもこの著者の文章とはイマイチ相性が悪いんじゃないかということに気付きました。ここまで何冊も読んでおいてなんなんですけどねー;;;これまでの記事でも書いてたような気がするんですが、文章というか内容がなんだか小難しくって。さらさらと読めないというか・・・。読んでて、楽しさを感じる事が少ないような、そんな気がします。最初にタイトルと内容が違っててガッカリ;;;と書きましたが、実は根本的なところがダメなのかもしれません・・・。内容云々より、まずは文章自体が合わなければ楽しめないよなー。
と、ホント今更なんですけどね・・・。




(2011.08.24読了)



小説あります
光文社
門井慶喜

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