心星ひとつ みをつくし料理帖(髙田郁)

シリーズ6作目。今回は澪が大きな、大きな選択をする。

読み終わった後、しばらく放心というか・・・言葉が出なかった。二つは選べないってことでしょうか。料理人としての幸せ、女性としての幸せの二つ共を掴む事は出来ないってことでしょうか。タイトルを見た時から、なんだかいや~な予感はしてたんですが、いや~な予感はきっと当たってるんだよねぇ・・・と思えるようなラスト。切なく堪らない気持ちでいっぱいになりました。

この巻では、澪がいくつかの選択をする。
まずは、吉原でお店を出すのか、それとも登龍楼の申し出を受けるのか。料理人としてどう生きたいのか、と問いただされるような選択になった。周囲の人々への想いもあって、なかなか決められない澪。悩みに悩み、迷いに迷う。それでも、最後は自分の気持ちに正直な選択が出来たんじゃないのかなーと思った。

そして、小松原様の事。まさか、こんな急展開が待ってるとは思わなかったのでビックリでした。でも、澪ちゃんには本当に幸せになって欲しいと思うので嬉しかったんだけど・・・。まぁ、次巻でどういう展開になるのかは分かりませんが・・・。と、希望は捨てたくはないんだけど、でも、どうにも無理そうかなぁ;;;ご都合主義でも何でもいいから、澪ちゃんの望むもの全てが手に入るような、そんな結末になって欲しいもんです。

でも、源斉先生が気になる・・・。小松原様とは悲しい結果を迎えた場合、「最後は、もしや・・・」と思わせるような、美緒との会話や源斉先生とのシーンがありました。ん~それはそれでいいのかな、とも思えなくもないですが、今の時点ではどうにも受け入れ難い展開です。。。

それにしても、芳の息子である佐兵衛はどうなってるんでしょうねぇ。今回は名前だけしか登場せず、その行方は全く分からずじまい。いい加減、こっちの方はなんとかして欲しいんですけど。


今回から巻末に「瓦版」なる特別付録が付いていました。それによると、すでにラストまでの道筋は出来ていて、最終話のタイトルと場面は出来ているとのこと!それはビックリの事実でした。人気が出たから、ここまで続いてるんだと思ってました;;;でも、それなら安心して追っかけていけるな~とホッとした(笑)この後、何巻まで続く予定なのかも知りたかったけど・・・ね(笑)


とにもかくにも、澪ちゃんにはどうか、どうか、小松原様との幸せも手にして欲しいと一縷の望みを持ちつつ、次巻を待ちたいと思います。
・・・半年先が待ち遠しい。




・青葉闇-しくじり生麩
・天つ瑞風-賄い三方よし
・時ならぬ花-お手軽割籠
・心星ひとつ-あたり苧環


(2011.08.15読了)


【みをつくし料理帖シリーズ】
**八朔の雪 みをつくし料理帖
**花散らしの雨 みをつくし料理帖
**想い雲 みをつくし料理帖
**今朝の春 みをつくし料理帖
**小夜しぐれ みをつくし料理帖




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この記事へのコメント

2011年08月18日 17:56
ハッピーエンド希望……。

結末は決まっているとのことなので、いたずらにだらだらになることはなさそうですが、主人公の女の子ががんばるだけに、恋はあきらめても夢はあきらめない方向になるのかなぁ。
ラノベばりのご都合主義でいいから、なにもかもあきらめないですむような大団円になってほしいです。
すずな
2011年08月20日 06:55
>香桑ちゃん
うん!私も心からハッピーエンド希望です。
恋より夢!となりそうな気配だよねー;;;最近、完結したラノベのようにご都合主義の大団円を希望だね(笑)

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  • 心星ひとつ:みをつくし料理帖

    Excerpt:  高田 郁 2011 ハルキ文庫 この後、どーなるの?気になってさっさと読んだら、余計に気になった。どーなるんだ。澪ちゃんは、どーするんだ。この展開、そっちにいくのかーっ!?と心配になる終わり方だ。 .. Weblog: 香桑の読書室 racked: 2011-08-18 17:53