オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン(小路幸也)

「東京バンドワゴン」シリーズ第6弾。

待ってました!東京下町の古書店「東京バンドワゴン」を舞台にした堀田家の物語。もう6冊目なんですね~。1年を1冊で描いているこのシリーズ。1冊は番外編だったから、すでに5年が経過してるってことなんでしょうか。大人たちはそんなにないんですが、子供たちの成長ぶりが時間の経過を感じさせますね。なんたって、研人が中学生だもんなぁ・・・。しみじみ。。。

相変わらずの朝食風景がいいですねー!鈴花ちゃんとかんなちゃんが2歳になって、その朝食の会話の中に入ってるのが微笑ましい。賑やかで温かくて、そして、勘一の調味料使い?に毎度の事ながら「えぇ!?」と驚いたり~(笑)ホント楽しい。この朝食風景を読むとね、なんというか、すごくホッとします。読みながら微笑んでしまいますね。

春は、中学生になった研人を巡るちょっとした謎と友情のお話。中学生と言っても、1年生はまだまだ小学生の延長みたいなもんですよねー。本人達にしてみればすっごく深刻なことなんでしょうけど、恋する気持ちが可愛くて、思わず「うふふふー。」となっちゃいました。・・・すーっかり、おばさん目線;;;そして、勘一のお説教がいいですねー。お説教された本人達は怖いんでしょうけど、ちょっと羨ましいなぁ・・・なんてことも思っちゃったり。でも、やっぱり勘一のお説教は傍から見てるだけがいいかも(笑)

夏は、映画撮影と我南人の盗作騒動。映画撮影には「おぉーっ」とテンションが上がったんですが、やっぱりそういうオチですか(笑)まぁ、きっとそんな感じになっちゃうんじゃないかと思ってましたよー。それよりも、我南人の盗作騒動の方が!研人ってば「まぁまぁまぁ!」ってなもんですよ。って、これじゃ何のことやらさっぱりわかりませんが(笑)ビックリの真相でした。それにしても、研人がねぇ・・・。思わずシミジミしちゃいます。そして、花陽ちゃんも将来のことを考えるようになって・・・。大人たちは学費作りに大変でしょうけど、頑張って欲しいですね。それにしても、すっかりお姉ちゃんですねー。って、次作ではもしや高校生ですか!ひょー!

秋は、堀田家が総出で温泉旅行に出かけ、常連さんたちがお留守番という、珍しいパターン。温泉先でなにやら厄介ごとに巻き込まれるのかと思いきや、温泉の方はさらっと流されちゃった感じでして。私的には「あれ~?」でした。留守番組で騒動が?と思えば、そこまでもなく。結局、堀田家の皆さんが帰宅してから動き出したって感じかな。懐かしい人の登場に、過去のシリーズを読み返したくなっちゃいました。それにしても、亜美さんにそんな特技?があったとはねぇ・・・。シリーズ6冊目で初めて知りましたよー。相変わらず、奥の深い堀田家です(笑)
・・・と、この章はかなりご都合主義全開って感じで。いかにもこのシリーズらしい展開だったので私的にはOKだったんですけど、これが気になる人もいるかもなぁと思いました。

冬は、藤島さんの過去と悲しい別れ。別れについては、その前の章から覚悟はしていたものの、やっぱりちょっと寂しい。別れについて勘一がもうちょっと何かしら騒動?を起こすかなと思いきや、あっさり引き下がったのは意外でした。でも、確かに勘一の言葉は一理あるわけで。この人は本当に筋の通った人なんだなーと改めて思ったりも。でも、こういう時は自分の感情を優先させてもいいような気もする。まぁ、そこをしないところが勘一の”大きな”ところなんですけどね。そして、藤島さんの過去。これはねぇ、思わず涙腺が緩んじゃって。泣けました。ぽろぽろと。みんなの気持ちが胸に迫ってきたのでした。
最後はやっぱり嬉しい話題で。このシリーズは結婚話で〆になることが多いんだよねー。なので、そうくるんじゃないかと思ってました(笑)予想通りの展開でしたが、とっても嬉しかった!次作からは、またまた登場人物が増えるんですねー。だんだんと憶えるのが大変になってきましたが、巻頭にちゃんと相関図が付いてるので安心です(笑)

あ~面白かった!次は一年後でしょうか。一年は長いんですよね。せめて、半年後くらいにしてくれないかなぁ(笑)
何はともあれ、また堀田家のみなさんに再会出来るのを楽しみに待ちたい。



・春 林檎可愛やすっぱいか
・夏 歌は世につれどうにかなるさ
・秋 振り向けば男心に秋の空
・冬 オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ



(2011.05.31読了)






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この記事へのコメント

2011年06月09日 12:47
すずなさん こんにちは
映画の舞台ならぬ、この小説自体が映像化を熱望されていますね。でもきっと、俺の眼の黒いうちはそんなこと絶対許さねえ~ とか言って勘一に速攻却下去れそうです 笑
すずな
2011年06月09日 12:55
>yoriさん
え。小説の映像化ですか!たしかにそれは要望が多そうですねぇ。でも、「私の眼の黒いうちはそんなことは絶対に許さなーいっ!」と私も勘一と一緒に却下(笑)
…大好きな小説の映像化はストレス溜まることが多いんですよねぇ^^;;;
苗坊
2011年06月09日 20:16
こんばんは。
私も右に同じく絶対に映像化は許しません。
映像化して映像の方がいいものなんてほぼ皆無ですから(例外もあるにはありますが)
今回は研人君の成長がとっても伝わるシリーズでした。もう中学生ですもんね~。
私は去年から読み始めたのですが^^;それでも「大きくなったねぇ」と思わずにはいられません。気分はオバちゃんです。
すずな
2011年06月10日 12:44
>苗坊さん
やはり映像化には反対ですか~!分かります、分かりますとも!
研人が中学生っていうのがビックリですよね。あ~オトナになっちゃって…と、ついついおばちゃん目線になってしまいますね(笑)

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