人形遣いの影盗み(三木笙子)

人魚は空に還る」「世界記憶コンクール」に続く帝都探偵絵図シリーズ第3弾。

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実はもっと早くこの記事をUP出来るはずだったんですが、書きかけの記事をウッカリ消してしまって…;;;それもほぼ出来上がってたのにー;;;ショックから立ち直るのに数日を要してしまいました。ということで、気を取り直して再挑戦。
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このシリーズ、本当はもうちょっとゆっくり読む予定だっだんですよね。既刊本はこの作品で最後なので、第2弾と間を開けて・・・と思ってたんですが、図書館の棚に並んでるのを見たら我慢できませんでした(笑)ということで、既刊本は全て(3冊だけなんだけどね)読了しちゃいました。結果、次が待ち遠しくってしょうがないんですけど;;;

第2弾がスピンオフ的作品でちょっと不満が残ってしまったんですが、今回は高広と礼が存分に活躍してくれて、おまけに二人の絡みが・・・っ!!二人の言動が凄すぎるんですけど(笑)なんだか友人同士とは思えない感じなんですけどーーーっ!!・・・と、思わず叫びそうになりましたよ。著者はシッカリ狙ってるような気がしますなぁ。。。


・びいどろ池の月
御茶屋「びいどろ」を舞台に芸者の花竜を主人公にした物語。最初は礼だけしか登場しなかったので、もしや高広はこのまま登場しないのかしら・・・とちょっと心配してしまいました。まぁ、その心配は杞憂に終わったので良かったんですけど。なんと言っても花竜がカッコ良かったですねー。事件の真相もですが、花竜に関わる真相?の方が個人的にはインパクトが強かったです。そうきたかーっ!とビックリでした。そして、花竜が覗き込んでいた、びいだまが沈む池を実際に見てみたい!と思いました。もちろん、夜に。想像しただけで幻想的で、とっても素敵だろうなぁとウットリしちゃいます。

・恐怖の下宿屋
高広の下宿屋を舞台にしたお話。こちらは高広が本当に最後にちょっぴり登場するくらい。高広の下宿なのに(笑)なんといっても、大家の桃介の作る料理が美味しそうなんですよねー!素朴な和食って感じなんですが、それがなんとも食欲をそそる。こんな料理を毎日食べられる高広が羨ましすぎる。いいなぁ・・・。それにしても、礼の雑巾掛け姿なんて、著者もよく書いたなぁ、とみょーなところで感心したり。想像・・・出来ないよ。頭が拒否する(笑)タイトルから「どんなお話で?」とちょっとドキドキしてたんですが、真相はそういう意味か!という感じで。ちょっと笑えたけれど、ほんわか温かい気持ちになれました。桃介さんが良いですねー。なんと言っても、礼に雑巾描けをさせるくらいだもんね(笑)人情味溢れる、ほっこり出来るお話でした。

・永遠の休暇
高広ホームズと礼ワトソン?が活躍するお話。二人が真相に迫っていく様子にドキドキ。弟の兄を思う気持ちが沁みました。でもね、弟に全ての重荷を背負わせたような兄には、個人的にはちょっと・・・って感じだったんですけどね。私が長女だからそう思ったのかもしれませんが、弟に尻拭いさせる兄ってどうよ?と思ってしまって・・・。それなのに、妹には兄を島流しにした次兄って思われている訳ですよ。なんだかとっても切なかったです。そんな訳でちょっともやもやの残るお話でした。

・妙なる調べ奏でよ
これはねー。高広のワタワタっぷりが・・・。礼のことになると冷静になれないですねぇ。いや~まさかそこまで動揺しちゃうとは思わなかったので、高広の必死っぷりが伝わってくる言動にはビックリというか、もうね、うわーっ、と心の中で叫びまくりでした(笑)それにしても、詐欺だって気付いてたって強調しまくったり、高広に問い詰められて目を泳がす礼が、めっちゃ可愛かったです~。

・人形遣いの影盗み
タイトル作。代議士夫人の影が盗まれたという事件を何とかして欲しいと、養母であるよし乃から頼まれた高広。礼とともに調査に乗り出すがそこには怪盗ロータスの気配が・・・。ロータス!まさかここで再登場するとは思ってなかったのでビックリでした。表紙の絵にもかなりのスペースで登場してましたねー!ということは、今後も主要キャラとして登場するのかな?と思っていたら、最後に意外な関係を匂わせたりもして。え?えーっ!?って感じでしたよ。ロータス何者っ!?すっごい気になるーっ!そして、前作に続いて高広の養父である基博が可愛いんですけど。この方、私的にかなりツボです。毎回、何かしらでイジケテ欲しい!と思いますです、はい(笑)
そして、そしてっ!!それよりも大興奮しちゃったのが高広と礼の会話。
「……美しいね」「僕がか、絵がか」「――どちらも」礼がくすりと笑った。出来が気にいっているようで大層機嫌がいい。(p216)
ーーーーーーーーーーーっ!!!!!なんですか、これはっ!思わず、ぎゃぁぁぁぁぁーーっ!っと大絶叫したくなりましたよ。なんとか心の中だけで押さえましたけど(笑)いや~~それまでもチラチラと匂わせてましたが、この会話は・・・以下自粛。お話の内容よりも、二人の会話にテンションを上げられちゃったのでした。




5編のお話、それぞれ趣が違っててとっても楽しめました。最後のお話でロータスの正体についてチラッと取り上げたりして、このシリーズはまだまだ続くのかなって感じですね。早く続編が読みたいものです。すっごく待ち遠しい!



(2011.05.08読了)





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この記事へのコメント

べる
2011年05月16日 07:51
ふふふ。やっぱり、あの二人のラブラブシーン(違?)には叫びたくなっちゃいますよねっ。完全に愛しあう恋人同士の会話ですよね~!(じたばた)作者もう、絶対狙ってますよねぇ。
確かに、礼の雑巾がけ姿は衝撃でした・・・^^;桃介さんのお料理が美味しそうでしたね~。私も住みたくなりました(笑)。
苗坊
2011年05月16日 09:53
こんにちは^^
読み終えたとおっしゃっていたので、記事はまだかなまだかなと待っていたのですが、そんな悲しいことがあったんですね・・・。分かります。分かりますよ~。私もやってしまう時があります。しばらく行動に移せませんよね。
ということで、この作品。
ふふふ・・・やはり叫びますよね~^^私も「ぎゃ~!!」ってなりましたもん!もう2人はただの友人じゃありませぬ^m^
桃介も素敵ですよね。人を見た目や名誉で見ていないところが本当に良いなと思います。そりゃ、悪人も自首して改心したいと思いますよ^^
桃介のご飯は本当においしそうで、読んでいてお腹が減りました^^;
すずな
2011年05月17日 12:44
>べるさん
あのシーンはですねーっ!!本当に叫びたくなっちゃいますよね(笑)
礼の雑巾がけ姿を想像するのはなかなかですよねぇ^^;読んだ時「えーっ!?」と思いましたもん。そして、桃介の料理は本当に美味しそうですよね!およばれしたいもんです☆
すずな
2011年05月17日 12:47
>苗坊さん
思わずポチっとしちゃったんですよねぇ;;;苗坊さんもやられるんですか。あれはショックですよね。

二人のあのシーンは叫んじゃいますよねーっ!今後どうなるのか…想像するだけで叫んじゃいそうになります(笑)
桃介の人柄に惹かれますね。何といっても礼を特別扱いしないところは凄いなーと思います。おまけに料理も上手だなんていうことなし!ですね~。

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