D列車でいこう(阿川大樹)

面白かった。

廃線が決定したローカル鉄道をなんとか復活させたいと奮闘する男女三人組。それまで勤めていた銀行を辞め支店長やMBA取得の女性、そして2億円を出資する元官僚。鉄道復活に邁進する彼らの熱い思いとは裏腹に、鉄道会社の社長であり、町長は鉄道復活にあまり乗り気でない様子。なんとか、その思いを覆そうと奮闘する彼らは・・・。

もうね、先が気になって、気になって。結局、途中で止められ無くって最後まで一気読みしちゃいました。

鉄道に人を呼ぼうという企画が多彩で、そのアイディアにいちいち感心しました。たしかに、企画がどんどん成功して、どんどん人との繋がりができてきて、色んな人が協力して、なんていうかね、順調過ぎる部分には「そんなに上手くいくはずがないでしょー」とご都合主義が気にならないと言ったら嘘になります。でも、、それよりも「次はどんな手を?」というワクワク感の方が大きかったですねー!そうきたか!そんな手があったか!と、彼らのアイディアが開示される度に、期待に胸を脹らませ、それが成功する度に興奮しまくりました。

どんなことにも、いろんな面からアプローチできるんだということ、人との繋がりは本当に大事だって言う事、一つが成功すると、そこからまた次の成功へと繋がっていくんだということ、そんなことを改めて感じたりもしました。

一つ気になったのは、土地の裏取引があるようなことを匂わせておいて、結局それはうやむやになってしまったことですね。あれはどうなったんでしょう?最後になかったことにするなら、わざわざ入れる必要のない話だったような気がするんですけどね。あと、いきなり町長が心変わりしたところも、なんか違和感が・・・。ということで、そこら辺はびみょーな感じでした。

そこを気にしなければ、面白かった。読んでるこちらも、一緒に鉄道復活に取り組んでる気分になれました。ホント楽しかった。



(2011.03.30読了)





D列車でいこう (徳間文庫)
徳間書店
2010-07-02
阿川 大樹

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