統ばる島(池上永一)

八重山諸島の八つの島を描いた連作短編集。

うーーーん。うむむむむぅ。え~なんともびみょーな感じです。なんたって、そんなに厚い本でもないのに読了に4日もかかっちゃいましたよ;;;どうもね、文章がスンナリ入ってこないっていうかね。この著者の「テンペスト」はすっごく面白くって夢中で読んだんだけど、この作品はどうも乗り切れなかったんですよねー;;;この文章に最後まで馴染めなかった、そんな印象。

八重山諸島の八つの島それぞれの「御嶽」を中心に描いてあって、宗教色の強いファンタジーって感じかなぁ。テンペストでも感じたんですが、色んな要素がてんこ盛りで、真面目なようでいて、どこかちょっとユーモアに溢れている。物悲しさも感じつつ、何故か笑ってしまうという。なんとも形容し難いお話・・・でした。

単体でみると、八つのお話はそれぞれの個性があって、面白いと思うんだけどね。思うんだけど、どうも文章に馴染めないって感じでして・・・。「テンペスト」では、そういうことは全く無くって面白く読んだのに、なんでなんだろう・・・って自分でも不思議でしょうがなかったんだけど。どうしても、どうしても・・・睡魔に負けてしまって;;;なかなか読み進められなかったんですよねぇ。うーーん。

どのお話も、私的にはそこそこ同じくらい楽しめたって印象なんですが、八つのお話のうち好きだったお話を強いて挙げるとしたら、大舅の洗骨葬を行う「小浜島」、女海賊清子オバァの活躍を描いた「与那国島」かなぁ。最後の「石垣島」は、7つのお話を纏めるような締めくくりに相応しいお話だったとは思うけど、もうね、ただそれだけだったって印象しかないし・・・。

・・・って、なかなか辛口感想ですねぇ(笑)

馴染みのない八重山諸島の伝統や生活、信仰、歴史など、興味深くは読めたんですが、それ以上の、なんというかですね、心を動かされるモノっていうのが、あまり感じられない短編集でした。結構、期待して読んだだけに、ちょっと残念。



・竹富島
・波照間島
・小浜島
・新城島
・西表島
・黒島
・与那国島
・石垣島


(2011.04.22読了)



統ばる島
ポプラ社
池上永一

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この記事へのコメント

えぐ
2011年04月25日 15:46
こんにちは。私もテンペスト以外この方の作品イマイチが続いております。まぁ、テンペストも韓流ドラマかよ!って感じでしたが、あの勢いに押されまくったんで。
この方、長編が向いてるのかもしれないですね。
すずな
2011年04月26日 12:32
>えぐさん
こんにちは。
そうなんですねー。テンペストが面白かったので、つい同レベルを期待しちゃうんですけどね^^;
他作品を読もうかどうか迷い中です。。。
えぐ
2011年04月26日 18:14
ちなみに、もうすぐテンペストのスピンアウトのトロイメライの続編がでるはず。
それは(そのうち)読もうかなと思っております。
すずな
2011年04月27日 12:25
>えぐさん
トロイメライは図書館に予約中なんですよね~。こっちはちょっと期待して待ってるんですが。続編が出る前に読みたいと思ってますが…^^;

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