ミミズクと夜の王(紅玉いづき)

号泣。大号泣。
タオルを取りに行くのがもどかしくって、服の袖口で涙(と鼻水;;;)を拭いながら読んだ。読了したら、袖口がぐちょぐちょでした。・・・きちゃなくってすみません;;;

第13回電撃小説大賞受賞作。

以前から、いくつかの読書ブログ様で見かけていて気になってはいたんですが、なかなか手にとることが出来ずにいました。今回、水無月・Rさんの「蒼のほとりで書に溺れ。」の記事を読んで「もう、これは早く読まねば!」という思いに駆られ、ようやく手にした次第。で、「もっと早く読めば良かったーーーっ」と大後悔したのでした。

ストーリー的には、ホントにシンプルで、ご都合主義と言われてもしょうがない。一人の少女と美しき魔王「夜の王」との純愛小説、という感じ。小説というより、童話と言ったほうがシックリくるかな。ラストも何のひねりもない。ひねりもないんだけど、そこがこの作品の魅力なんですよねー。グッとくる。・・・ってか、グッとくるってもんじゃない。もうね、ぐわーーーっとくるんですよ!ぐわーーーっときて、涙腺大決壊ってなもんです。巻末の解説を書いてらっしゃる有川浩さんの「奇をてらわないこのまっすぐさに負けた」という言葉がホントにピッタリ。まさに、この”まっすぐさ”に負けた、ですよ。完敗ですよ。

主人公の少女ミミズクと夜の王。そして、クロちゃんに、聖騎士、聖剣の巫女、四肢が不自由な王子、その親である王。もうね、みんながみんな優しくって、強くって、いい人なんだよねー。特に魔王の優しさは随一。不器用さも随一(笑)自分の命をかけてまでミミズクの為になんて・・・うわ、こうやって打ってるだけで涙腺がヤバイ。いかん、いかん。みんなが、自分の為だけに行動するんじゃなくて、大切な誰かの為に行動する。それも、それがその人に伝わらなくってもかまわない、と思ってるんだよね、きっと。なんて大きな「愛」なんだっ!

・・・と、なんか大興奮してきて何を言いたいのか分からなくなってきちゃいましたが(笑)

とにかく、捻りのないシンプルなストーリーが、どーーーんと胸に響くお話でした。読めて良かった。
続編が出てるようなので、早く読まなくっちゃ!



(2011.03.26読了)



ミミズクと夜の王 (電撃文庫)
メディアワークス
紅玉 いづき

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この記事へのコメント

2011年04月02日 18:09
こんにちは。
いいですよね。本当に素敵な作品でした。
涙がボロボロ出るくらい泣いた本はこの本が最初でした。本当に、良かった。
みんなどこか不器用で、でも純粋でまっすぐで。
読んでいて、切なくも心が癒されていくようでした。
続編、どの書店にも売っていなくて何件も回ってようやく買ったのに、未だに読んでいません^^;
読まなくては。
2011年04月02日 21:12
すずなさん、こんばんは(^^)。
いやぁ~、私の名前を挙げて頂いて嬉しいんですけど、恥ずかしいですぅ・・・(^_^;)。

・・・いやいや、それはさておき。
ホント、泣きましたよね。
王道だけど、だからこそとても響く物語でした。
誰もが強くて優しくて、そして真っ直ぐで、素晴らしかったです。
泣いて泣いて、「この作品、ホントに好きだなぁ」って、思いました。
続編、なかなか辿り着けてないのですが、楽しみです。
すずな
2011年04月04日 14:25
>苗坊さん
私は涙腺が緩いので読書中はちょっちゅう泣いてるんですが、この作品はいつも以上に泣きまくりでした^^;;;
切ないんですが、苗坊さんのおっしゃる通り癒されていくようなお話でしたね。
続編、私も早く読まなくちゃ~!
すずな
2011年04月04日 15:13
>水無月・Rさん
泣けますよね~。ホント、ど真ん中!って感じで胸に響くお話でしたね。
私も続編を早く読みたいと思ってますが、ちょっと時間がかかりそうな気配です^^;

2011年04月06日 22:59
え。
続編、出ていたっけ。(^^;;;

不器用かもしれないけど、純粋で、まっすぐで、ひたむきで。
だからこそ持つ力強さがありますよね。

結構、聖騎士カップルも楽しくていい味でした♪
続編はどのあたりがメインか気になります。
私も探してみよう。
すずな
2011年04月07日 12:45
>香桑ちゃん
続編は最近出たみたいよー。四肢が不自由だった王子のお話みたいー。

不器用でも純粋で真っ直ぐなところにヤラレちゃった。直球なところが胸に響きました。そうそう!聖騎士カップルも良かったよね~。素敵な夫婦だな~と思いました。

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