浅田真央、20歳への階段(宇都宮直子)

浅田真央、15歳」から続くシリーズ5冊目にして最終巻。

え?これで最終巻なの!?と驚きつつ、まぁ、五輪シーズンで幕を閉じるのはちょうどよいタイミングかもしれないなーと思う。でも、このシリーズは現役引退までずっと続くような気がしてたのでちょっと残念ではあります。

とはいえ、この本を読んだら、最終巻っていうのも頷けました。最初の巻に比べると、内容的になんか薄っぺらいんですけど。真央ちゃんの一番近くに居るライターさんだったような気がするんですが、近すぎて客観的に見れなくなっちゃったのか、なんだかなーな感じ。近くにいるからこそ書ける!という内容ではなかったような。せっかくの五輪シーズンなのに、過去を振り返ることも多く、その割には質的にも量的にもボリュームがなく薄ーい本。過去記事を寄せ集め突貫工事で作りました、そんな印象。先日読んだ「浅田真央、さらなる高みへ」(吉田順)が、かなり充実した内容だっただけに、余計にそう感じたのかもしれませんが。正直、吉田さんの本を読んでからだと、目新しい事も殆ど無く、わざわざ読まなくても良かったかな・・・なんてことも思っちゃいました。このシリーズはずっと追いかけてきただけに、本当に残念。

写真だって、そんなに多い訳でも、「うわー!」とテンションが上がるようなものでもなかったし。五輪SPの写真がね、Numberの表紙で使われた写真が入ってなかったのが、すっごく残念でした。あの表紙写真は良かったのになー;;;

・・・なんだか、かなり辛口コメントになっちゃいましたが;;;

あ、五輪時の詳しい心境を読めたのは良かった。あと、日本のマスコミはあまり(というか全く)言及しないヨナ選手のあんまりな高得点についてや3回転半ジャンプの低評価について、著者がどう思っているか、その不満というかね、そういう記述があったのには驚いた。し、正直、嬉しかった。

そうそう。真央ちゃんの言葉で印象的だったのが、シニアデビューした頃の自分を「馬鹿だった。忘れてしまいたい」(p73)と言ってる事。たしかに、あの頃の真央ちゃんは試合でもニコニコとスケートが楽しくって大好きー!という気持ちが全身から溢れてたよねー。でも、だからこそ、彼女のスケートに魅了された人も多かったんじゃないかなぁ。そして、それがフィギュアスケートの人気に繋がり、彼女は国民的アイドルへとなったんだと思うし。まぁ、そう言えるのは、真央ちゃんがしっかり大人になって、成長しているという証なんでしょう。・・・でも、あの頃の天真爛漫な真央ちゃんも私は好きよー(笑)


これからソチ五輪へ向けて一歩一歩進んでいくであろう真央ちゃんを、このシリーズで追いかけていけないのは残念ですが、まぁ、ちょうどよい区切りではあるかなーと思いました。




(2011.04.10読了)



浅田真央、20歳への階段
文藝春秋
宇都宮 直子

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