きことわ(朝吹真理子)

第144回芥川賞受賞作。


やっぱり芥川賞は鬼門だった;;;

「芥川賞は鬼門」というのは、これまでの経験上、ちゃんと分かってたんですよ。分かってたから、受賞作が決まった時は全く興味がなかったんですもん。でも、その後、いくつかのレビューを読んだら、なんだか評判が良くってねぇ。これはもしかして・・・とか、ウッカリ思っちゃったんですよねー。

そんな訳で手に取ったこの作品。やっぱり芥川賞は鬼門だ、という思いを強固なものにしてしまいました(苦笑)

幼い夏の日を葉山の別荘で一緒に過ごした永遠子と貴子の二人が大人になって25年ぶりに再会する。・・・という物語。

文章にひらがなが多用してあって、表現も独特で、最初はちょっと戸惑う。まぁ、読み進めていくうちに慣れて気にならなくはなるんだけど。独特な文体が面白いっていうかね、そういう部分はあったんですが。なんというかね、読み終わって「・・・で?」と言いたくなっちゃったんですよねー。別荘を解体することになったのをキッカケに25年ぶりに再会した二人。別荘での会話。そこから過去へと遡ったり。永遠子の母の秘密や貴子の不倫話も挟まれるけれど、それがストーリーとどう関係しているのかイマイチ分からなかったりもして。このふたつのエピソードは必要だったのでしょうか。うーーん、わからん。

と、まぁ、こういうところとかがね、「芥川賞は鬼門」という要因でして。どうも、芥川賞をはじめとする純文学は合わないんですよねぇ。どこに良さを感じていいのか分からない。面白いと思えない。私の理解力不足だとは思うんですが、自分が楽しめない作品をわざわざ読む必要もないと思うから、普段は読まないんですけどね。私にとっての読書は、あくまでも趣味だし。

でも。
でも、やっぱりこういう「純文学」も楽しみたい、という気持ちは心の隅っこにはあるんですよね。だから、ついつい手に取ってしまって、やっぱり;;;を繰り返しちゃうんですけど、ね。




(2011.04.07読了)





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