南海の翼(天野純希)

戦国時代。土佐の長宗我部家が四国を統一しつつも、その後、滅亡に追い込まれた。その興亡を描いた作品。

戦国時代は好きなんですが、四国については本当に何も知らないなぁと思いながら読みました。「長宗我部」って名前には聞覚えがあるので、某国営放送のドラマやら、歴史物の小説やらで頭の片隅には残ってたんでしょうか・・・。

長宗我部元親を中心に、家臣や息子達との関係を描いてあるんですが。戦国時代なので、登場人物が多い!おまけに家族だと似たような名前が多い!・・・ということで、イマイチ登場人物を把握できないまま、イキオイで読了しました。・・・まぁ、これはいつものことなんですけどね(笑)

そう。イキオイで読了しちゃったほど、面白かったんですよーっ。元々、戦国時代は大好きだっていうのもあったんでしょうが、最初はちょっと乗れなかった部分もあったものの、途中からは怒涛の勢いで読み進め、なんだか一気読みみたいにして最後まで駆け抜けてしまいました。やっぱり、この時代の作品っていうのは、時代そのものに勢いがあるからか、面白いと感じる作品が多いんですよねぇ。

元親だけでなく、彼の右腕として暗躍した(させられた)久武親直についても、その心情が描かれてたのが良かった。お陰で、ただの戦国時代物の伝記的作品という印象だけではないものを、この作品に感じる事が出来たような気がします。誤解から子ども達を惨殺された親直の心情を思うと、切ないとかいうそんな言葉では到底足りないものがありますが・・・。


うん、面白かった。やっぱり、この著者の書く小説は好きだなーと、改めて思いました。




(2011.03.02読了)




Amazonアソシエイト by 南海の翼 ─長宗我部元親正伝 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック