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zoom RSS トロンプルイユの星(米田夕歌里)

<<   作成日時 : 2011/03/30 05:30   >>

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第34回すばる文学賞受賞。デビュー作。

タイトルに惹かれて手に取ったんですが、このタイトルをなかなか正確に憶えられなくって・・・。この記事を書くのに、ようやく正確に憶えられたような気がしますが(笑)

小さなイベント事務所で働くサトミ。ある日、自分の周りから次々に人や物が消えていく。最初から「無かったこと」になっていく。ハッカ飴の缶、アルバイトスタッフ、進行中のイベント・・・。自分の記憶と周りの人々との記憶のズレ。同僚の久坂さんから「それは自分のせい」と告げられるが・・・。

切ないお話でした。次々と「なかったこと」になっていくんですもん。物だけじゃなく人までも。それも前触れもなく・・・。いなくなるだけならまだしも、その人のポジションには別の誰かが座っていたりもするんだよね。それも、本人も周囲の人も当然だというように。これは堪らないです
ね。自分も同じようになったら・・・。想像するだけで、ぞっとする。まぁ、いなくなって欲しくない人がいるように、逆のパターンもあるんですけども(苦笑)

久坂さんのことは、最初の彼の告白から「そういうことだろう」と思ってたので、驚きはなかったんですけどね。でも、彼の心情を思うと堪らない気持ちになりますね。なので、やっと取り戻せたのか〜と喜んだのに、あのラストですよ!ハッピーエンドを想像してたので、このラストにはビックリでした。サトミの心情もですが、久坂さんの心情というかね、絶望を思うと・・・。彼は忘れないんですよね。ずっと、ずーっと記憶がある訳だから。本当に切ないです。


・・・と、切ないお話だったんですが、実はそこまで気持ちを揺さぶられる事はなく;;;内容の割には、軽く読めてしまったなーという印象でした。もうちょっと文章に深みというかね、心情が切々と伝わってくればなぁ・・・と思ってしまいました。


(2011.03.26読了)




トロンプルイユの星
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