首都感染(高嶋哲夫)

面白かった~!そこそこ厚めの本だったんだけど、ついつい一気読み。夢中になって読んだ。

サッカー・ワールドカップが開催されている中国。その中国で致死率60%の強毒性新型インフルエンザが出現。中国は隠蔽を図り情報がなかなか流れてこない。そして、ついにウィルスは世界中にばら撒かれ、日本でも必死の水際対策が始まるが東京都内で患者が発生してしまう。首都圏での発生。政府は「東京封鎖」を決断し・・・。

元WHO職員である主人公を始めとして、首相や厚生大臣の洞察力、決断力、実行力、そして、度量の大きさと「日本」を思う気持ち、そのどれもが素晴らしく、本当にすっごーーーくカッコ良かった!!そして、その他の登場人物たちも、それぞれがプロとしての矜持を持って、自分の出来る事に取り組むという姿勢。小説とはいえ、思わず惚れてしまいそうでした(笑)

もちろん、自分のことしか考えてない政治家とか、なにコイツ!とムカツク人も登場して、カッコ良い人ばかりじゃないんだけどね。でも、全体的に、カッコイイ人ばっかり!という印象の小説でした。・・・って、これは「奇麗事過ぎる」って、クレームをつけてる訳ではありませーん。危機的状況にある時、それぞれが、それぞれに出来る事をわきまえ、その出来る事に全力で取り組む。その姿に、もうね、読んでて胸が熱くなった。見えないウィルスとの闘い。感染の恐怖に耐えながら、この状況をなんとか打破しようと頑張る人々。もうね、夢中で読むしかない!って感じでの読書でした。

日本でのパンデミックを阻止する為に、東京を封鎖する。そして、それ以外の地域で、その東京を支える。提言したほうもすごいと思うけど、それを実行した首相はもっとスゴイ!そのリーダーシップと決断力に脱帽です。でも、こういう危機的状況にある時、その決断が出来るか出来ないかが、その後の未来を左右するんですよねー。リーダーの判断力、決断力がいかに大切かっていうのをしみじみと実感しました。


そして、当然のことながら、読みながら現実とリンクしちゃうんですよね。未曾有の大震災の只中にある日本。政府の実行力、決断力が求められる状況のこの時に、この作品を読んでしまった私って・・・。いろいろと思うことがありました。ありすぎました・・・。


・・・現実はおいといて。


ドキドキワクワクと胸躍る作品でした。面白かった~!
・・・でも、「だから読んでみて!」とこの時期には軽々しくは言えない作品でもありました。




(2011.03.20読了)




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  • 【首都感染】(高嶋哲夫著)を読了!

    Excerpt: 新型インフルエンザによるパンデミックが世界中に広まる。その時、日本は・・・  まずは来訪記念にどうかひとつ!  人気blogランキング【あらすじ】20××年、中国でサッカー・ワールドカップが開催された.. Weblog: じゅずじの旦那 racked: 2011-05-09 19:05