もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ(高橋由太)

第8回「このミステリーがすごい」大賞最終候補作品を大幅改稿のうえ改題。

本所深川の献残屋で手代として働く周吉には、狐の姿をした魔物オサキが憑いていた。そんなオサキモチである周吉の周りで起こった事件とは・・・。

って感じかなー。こうやってあらすじみたいなものを書くと、ミステリー!という印象になるんだけど、私としては、ミステリーというよりもファンタジーという印象が強いかな。

とにかく「オサキモチ」という設定に興味津々。オサキモチである周吉も、そんな魔物を憑かせているからか、子どもなんだか大人なんだか分からない所があって。そういう部分も興味深かったっていうかね・・・。普段のオサキと周吉の会話は、ほのぼのボケボケしてて面白かったんだけど、いざという時には、やっぱり魔物ですからね~。大きな力を発揮しちゃうんですよね。やることが容赦ないし。でも、この作品では、オサキよりも周吉の方が力を発揮してましたね。オサキの方は、力を出し渋ってるって感じ?・・・いや、そんなことはないんでしょうが(笑)この作品は続編もでているようなので、そちらではオサキがもっと活躍してるのでしょうか。

気になるのが、周吉が手代をしている献残屋の奥様であるしげ女。なんだか、どうも胡散臭い。・・・って、悪い意味じゃ無くっていい意味で、ね(笑)オサキモチではないかもしれないんだけど、どうも普通の人間ではなさそうな感じですよねー。周吉が気付いてないあたり、力も強いのかしら~?とか色々気になります。そこら辺も、続編で触れられてるのかなー。

楽しめたの楽しめたんですが、時系列があっちこっちに飛び回るような構成でして。順番がバラバラなんですよね。そこがちょっと読みにくかったかなぁ・・・。もうちょっとスッキリした感じで並べて欲しかった、そんな印象も受けました。

この作品は職場の方にお借りしたんですが、その時に「軽~く読める」と言われまして。うん、まさにそんな感じでした。軽くて面白い。そこそこ楽しめる。ちょうど東北太平洋地震の被害が続々と報告されている時だったので、あんまり重い作品は読みたくなかった時だったんですよね。タイミング的にすごい良かった。




(2011.03.13読了)




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