ロードサイド・クロス(ジェフリー・ディーヴァー)

キャサリン・ダンスを主人公にした「スリーピング・ドール」に続くシリーズ2作目。今後は「リンカーン・ライムシリーズ」よりも、こちらに重点をおいた出版になるのかなぁ・・・。どっちも同じくらい面白いので、どっちも同じようなペースで書いて欲しいなぁ~と思うんだけど。

自動車事故を起こした少年が、ネット上で陰湿ないじめに晒され、そのいじめに加担した少女達の命が次々と狙われる。最初は未遂だったが、とうとう死人が出てしまい、その犯人と目される少年は行方をくらましてしまう。その事件解決に乗り出したダンスだったが・・・。


今回もどんでん返しの連続でした。でも、もうね、この著者のそういう手法は予測がつくので、すんなりと犯人に辿り着く筈がない!絶対にどんでん返しだ!と思って読みすすめてしまうんですよね~。なので、犯人はまさに予想通り~という結果になってしまいました。そういう意味では、ちょっとつまらないし、正直、この展開は飽きてもきたかなぁ・・・なんて思っちゃいました。

とはいいつつ、そこまでつまらなかったとは思えなかったんですよねぇ。というか、結構面白く読めた。一気読みに近い感じで読んじゃったし。それは、この作品が事件だけでなく、主人公ダンスや彼女を取り巻く人々にも焦点が当てられているからなんでしょうね。夫を不慮の事故で亡くしたシングルマザーとして、子育てに悩み、気になる男性とのアレコレもあり、そしてなにより、看護師をしているダンスの母親が「安楽死事件」を巡って犯人として逮捕されるというショッキングな展開もありました。実は、ダンスが追っている事件よりも、母親がどうなるのか!?という方が私的には気になってしまって。そっちももっと詳しく描いてくれ~~なんてことを思ったりもしました(笑)

捜査官、母親、女性、娘とそれぞれの立場で悩み、苦しみ、もがきながらも、なんとか進んでいくダンス。彼女が今後、それぞれの立場でどんな選択をし、どんな道を歩んでいくのか。今後の展開がとっても気になります。特に二人の男性のどちらを選ぶのか、なーんて、そんな下世話な興味も沸いてきてしまいましたしね(笑)

もちろん、どんな事件に遭遇し、それをどう解決していくのかっていう部分も楽しみではあるんですよー!ということで、色んな意味で、次巻が待ち遠しいシリーズとなりました。




(2011.01.17読了)



ロードサイド・クロス
文藝春秋
ジェフリー・ディーヴァー

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